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== モデルXの歴史 ==
 
== モデルXの歴史 ==
 
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2012年2月9日
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2012年2月9日、当時のテスラモーターズは新型EVとしてガルウィングドア(ファルコンウィングドア)タイプのドアを採用したモデルXをお披露目したと報道される。
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モデルXはモデルSベースに開発され、ラインナップとしては40kWh/60kWh/80kWhの3種類のバッテリーサイズが用意される予定だった。<br>発売予定は2013年で実際の納車は[https://www.reuters.com/article/tesla-motors-suv-idJPKCN0RU0DF20150930 2015年9月29日まで遅れる]こととなる。
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[https://www.youtube.com/watch?v=mURbzh9t0_0 Tesla Model X Reveal]<br>
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ガルウィングドアはのちにファルコンウィングドアと呼称されるわけだが、これはイーロンの思想が強く反映されている。<br>
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子供達を5人快適に座らせるためのシートレイアウトに、自身が屈まないで済むように高めのフロア、立ったままアクセスできる高さ、更には雨の日の乗り降りの傘がわりに出来る。その上狭い場所でも乗降が出来るようにといった様々な設計思想とアイデアの結晶によって生まれているのだ。<br><br>
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実際には開発当初のファルコンウィングドアは上手くいっておらず、テスラのエンジニアはこのドアでの発売は無理だと考えていた。<br><br>
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しかしながらイーロンマスクは絶対に採用して発売するという思いで、開発完了よりも先に発表をしてしまい、完成させざるを得ない状況にエンジニアたちを追い込んだというエピソードがある。<br>
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後にイーロンは株主総会で「多くの技術を一度に製品に投入したことで、少しばかり傲慢になってしまった自分を責める必要がある」
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とモデルXの開発が挑戦的であったことを認めた。<br>
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テスラは2014年初頭にモデルXの納品開始を当初予定していたが、2013年2月、2013年のモデルSの生産目標2万台を達成するために、2014年後半に納品開始を再設定したと発表した。
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2013年11月、テスラはモデルXの大量生産を2015年の第2四半期に開始する見込みであると述べた。<br>
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2014年11月、テスラは再び延期し、モデルXの納品を2015年の第3四半期に開始すると発表した。
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2015年9月29日に納品が開始された。遅れた理由の中には、ファルコンウィングドアの問題や、トレーラーを牽引する際のモーターの冷却に問題があった。
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2016年、テスラは、モデルX用の満足なファルンウィングドアを製造していないとして、スイスの油圧機器メーカーであるHoerbiger Holding社を提訴した。<br>
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このドアはオイル漏れやオーバーヒートに悩まされていると主張した。<br>
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この問題はモデルX生産遅れの原因のひとつであると考えられていた。この訴訟は2016年9月に和解した。
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2016年7月13日、テスラは「モデルX」の初値よりもわずかに低価格の「モデルX 60D」を発表した。
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モデルX 60Dの航続距離は200mi(320km)で、0~60mph(0~97km/h)の加速を6秒で行うことができ、最高速度は130mph(210km/h)であった。<br>
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モデルX 60Dのバッテリー容量は75kWhだが、ソフトウェアでは60kWhに制限されている。<br>
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購入後、オーナーは追加の15kWhのロックを解除するオプションを持ち、60Dを75Dのレンジ仕様にする事が出来た。
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2016年にテスラはモデルXのプラットフォームをテスラ ミニバスに流用することを計画していた。
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