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== Tesla ==
+
テスラ(英: Tesla, Inc. NASDAQ: TSLA)は、アメリカ合衆国を拠点に、二次電池式電気自動車(BEV)と電気自動車関連製品、エネルギーを蓄電する製品(ESS)やAIなどを開発・製造・販売している会社である。
  
テスラ(英: Tesla, Inc. NASDAQ: TSLA)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルトを拠点に、二次電池式電気自動車と電気自動車関連商品、ソーラーパネルや蓄電池等を開発・製造・販売している自動車会社である。
+
== テスラの歴史 ==
<br>
+
この項目は書きかけです。
'''テスラジャパン'''<br>
+
*2003年7月1日 Martin Eberhard氏とMarc Tarpenning氏により、テスラモーターズ設立。数ヶ月後Ian Wright氏が3人目の社員として参加。
2010年6月にTesla Motors Japan合同会社(所在地:東京都港区南青山2-23-8)として設立、テスラジャパンを通称とし、公式に用いている。<br>
+
*2004年2月 Elon Musk氏が650万ドルを出資。最大株主となり、取締役会会長に就任。
 
+
*2004年5月 J.B.Straubel氏がCTOに就任。以上5名が共同創業者となる。
== テスラのミッション ==
+
*2006年7月 Roadster(第1世代)発表。
テスラが掲げるミッションは「持続可能なエネルギーへ世界の移行を加速すること」<br>
+
*2007年12月 Ze'ev Drori氏がCEOに就任。
電気自動車の生産販売だけでなく、クリーンエネルギーによる発電とそれを蓄電する製品をも製造する会社である。化石燃料への依存に終止符を打ち、ゼロエミッション社会への移行を加速することで、より良い未来を実現することを目的としている。<br>
+
*2008年 Roadster(第1世代)生産開始。
 
+
*2008年2月 最初のRoadsterを納車。
;[https://www.tesla.com/jp/about 企業情報 (公式)]<br>
+
*2008年10月 Elon Musk氏がCEOに就任。
;[https://www.tesla.com/jp/blog/mission-tesla テスラのミッション (公式)]<br>
+
*2009年3月 Model Sのプロトタイプを公開。
;[https://www.tesla.com/jp/blog/secret-tesla-motors-master-plan-just-between-you-and-me テスラモーターズ秘密のマスタープラン (ここだけの話です) (Elon Musk)]<br>
+
*2010年5月 Tesla Fremont Factoryを購入。
;[https://www.tesla.com/jp/blog/master-plan-part-deux マスタープラン パート2 (Elon Musk)]<br>
+
*2010年6月 Tesla Motors Japan合同会社設立。テスラジャパンを通称とし、公式に用いる。
== テスラのロードマップ ==
+
*2010年6月 NASDAQにてIPO。
=== 2021年 ===
+
*2012年1月 Roadster(第1世代)生産終了。Model Sをローンチ。
・ギガベルリンとギガテキサスの操業を開始<br>
+
*2012年2月 Model Xのプロトタイプを公開。
=== 2022年 ===
+
*2014年9月 オートパイロット(HW1)搭載車の納車を開始。以降の全ての車両はオートパイロットを搭載。
・4680セルの年間生産量を100GWhまで構築<br>
+
*2015年4月 PowerwallおよびPowerpackを発表。
・サイバートラック納車開始
+
*2015年9月 Model Xの納車を開始。
 
+
*2016年3月 Model 3のプロトタイプを公開。
=== 2023年 ===
+
*2016年10月 オートパイロット Hardware 2を発表。エンハンストオートパイロット、2017年末に予定する完全自律運転、自動接続機能のあるスーパーチャージャーなどを発表。
・25,000ドルの新型EV販売開始<br>
+
*2017年2月 社名をTeslaに変更。
 
+
*2017年11月 SemiおよびRoadster(第2世代)のプロトタイプを公開。
=== 2030年 ===
+
*2018年11月 米証券取引委員会との合意により、Elon Musk氏が会長を辞任。Robyn Denholm氏が会長に就任。
・車両の年間生産台数2000万台<br>
+
*2019年3月 Model Yのプロトタイプを公開。
・4680セルの年間生産量を3TWhまで構築<br>
+
*2019年11月 Cybertruckのプロトタイプを公開。
 +
*2020年3月 100万台目の車両を生産。
 +
*2021年1月 Model S / X (Palladium)を発表。
 +
*2021年6月 Model S Plaidの納車を開始。
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*2021年12月 本社をテキサス州オースティンへ移転。
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*2022年8月 ギガ・シャンハイでの100万台目の車両を生産。
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*2023年2月 カリフォルニア州パロアルトにエンジニアリングのグローバル本社を設置。
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*2023年5月12日 日本向けModel S / X (Palladium)の受注を開始。
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*2023年8月 Model 3 (Highland)を発表。
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*2023年9月 500万台目の車両を生産。
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*2023年12月 Cybertruckの納車を開始。
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*2024年5月20日 Tesla Motors Japan合同会社は、社名をTesla Japan合同会社に変更。
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*2025年1月 Model Y (Juniper)を発表。
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*2025年3月31日 日本向けのModel S / Xの生産を終了。
 +
*2025年6月 招待制でRobotaxiサービス(従業員による監視付き)を開始。
 +
*2025年8月 中国でModel YLの受注を開始。
  
== 初心者向けガイドライン ==
+
==FAQ==
テスラの車について全然分からないテスラ車を知りたい初心者向けのガイドラインです。<br>
+
====どんなところが魅力的?====
最近知った、名前だけは知ってるけど、といった方向けへの基本的な情報を順次纏めていきます。<br>
+
*安全性能
車以外についての情報はひとまず割愛します。<br>
+
*航続距離
 +
*ADAS(先進運転支援システム)
 +
*無料のOTAソフトウェアアップデート
 +
*優れたバッテリーマネジメントシステムによる、劣化しにくい水冷バッテリー
 +
*電池式電気自動車(BEV)の魅力
 +
**加速性能
 +
**騒音や振動の少なさ
 +
**ゼロエミッション(排気ガスゼロ)
 +
**自宅または勤務先、事業所等での基礎充電によるガソリンスタンドでの給油の不要化
 +
**基礎充電による電費の良さ
 +
**補助金や自動車税の安さ
 +
**車内空間の広さ
 +
**低重心設計による安定性の高さと横転リスクの低さ
 +
**火災リスクの低さ
 +
**乗車前等にアイドリングなしで空調オン
 +
**立ち往生時等、排気ガスによる一酸化炭素中毒リスクなし
 +
などが挙げられます。
 +
====日本で購入できるモデルはどれ?====
 +
2025年9月現在、日本で新車を購入できるモデルは、Model 3 と Model Y のみとなっている。Model S と Model X は中古車を購入できる。
 +
====試乗はどうやってする?====
 +
ストア一覧と試乗のご予約は [https://www.tesla.com/ja_JP/findus/list/stores/Japan こちら]。ポップアップストアやサービスセンターでの試乗、特別試乗などについては、[https://www.tesla.com/ja_jp/japanevents キャンペーン/試乗イベント] を参照。
 
<br>
 
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==== まずテスラの車って何? ====
+
====購入はどうやってする?====
 +
新車は、[https://teskas.net/line/ テスラオーナーのご紹介プログラムのリンク] またはテスラ公式ホームページより購入できる。ご紹介プログラムを利用して購入すると、双方が得点を獲得できる。詳細は[https://www.tesla.com/jp/support/referral-program こちらを参照] 。<br>
 +
車に関するアクセサリーなどは、[https://shop.tesla.com/ja_jp Tesla オフィシャルショップ] で購入可能。<br>
 +
テスラは直接販売を行なっているため、ディーラーはない。また、テスラは新車や在庫車に関して、価格交渉は受け付けていない。
 +
====航続距離は?====
 +
航続距離はモデルやグレード、年式などにより異なる。詳細は [https://www.tesla.com/ja_jp/ 公式ホームページ] などを参照。
 +
====充電方法は?====
 +
自宅または勤務先、事業所など普段の車庫にEV用200Vコンセントまたは普通充電器を設置することで、基礎充電ができる。EV用100Vコンセントでも充電可能であるが、走行距離によって一晩では十分に充電出来ない可能性もある。<br>
 +
外出先での充電は、テスラ・スーパーチャージャーや、NACS規格の公共充電設備(Model S / X / 3では2020年10月以降に生産された車両のみ対応)、公共の普通充電設備(アダプター等が必要)等で充電できる(ロードスターを除く)。<span style="color:red">'''CHAdeMO規格の急速充電設備での充電には専用アダプターが必要だが、テスラでは2024年7月に販売を終了し、取り扱っていない。'''</span><br>
 +
充電時間などの詳細は[[#充電と高電圧バッテリー]]を参照。<br>
 +
<span style="color:red">'''EV用でないコンセントや延長コード、社外品の充電ケーブルの使用などは、火災の原因となることがある。'''</span>
 +
====料金が一番安価な充電方法は?====
 +
基本的には基礎充電が一番安くなる。また、電力会社を見直しEV所有者向けのプランなどに切り替えることで、大幅に電気料金を節約できる。<br>
 +
再生可能エネルギーの電力会社、プランの詳細などは[https://enechange.jp/articles/fit-renewable-energy-plan EV充電エネチェンジ] などを参照。
 +
====ガソリンでも走れる?====
 +
ガソリンでは走行不可。
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====自宅で充電するとブレーカーが落ちる?====
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車内タッチスクリーンやアプリなどで、充電予約をすることで就寝中等電力使用量が少ない時間帯に充電したり、充電速度を下げることもできる。
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====基礎充電なしで運用可能?====
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自宅や勤務先の近くにテスラ・スーパーチャージャーやNACS規格の公共の急速充電設備がある場合は、急速充電のみでも運用可能ではあるが、充電にかかる料金は高額となり、電気自動車の充電にはガソリン車の給油よりも時間がかかる。特にLFPバッテリーを採用する車両では、通常走行であっても週に一度は100%まで充電することが推奨されているが、充電速度はバッテリー残量が増えるに従って遅くなる。<br>
 +
集合住宅などでも管理組合や大家さんの理解を得ることで充電設備を設置できる。[https://ev-charge-enechange.jp/service/for-condominium/ エネチェンジ] や [https://yourstand-ev.com/ YourStand] 、[https://jigowatts.jp/products/ella/ Ella] 、[https://www.wecharge.com/ WeCharge] などが、課金システムを備えた普通充電器やサービスを提供している。
 +
====保証やバッテリーの劣化は?====
 +
保証についての詳細は、[https://www.tesla.com/ja_jp/support/vehicle-warranty こちらを参照] 。<br>
 +
バッテリーは容量が70%を下回る場合、テスラの保証が適用となる。テスラ公式によると、車両は通常約13万から20万マイル(約209,214kmから321,868km)の走行後に廃棄されるが、テスラの車両データによると、この走行距離を達成したテスラ車両でバッテリーの大幅な劣化が見られたのは10%以下だった。
  
テスラはアメリカメーカー製の電気自動車です。俗に言うアメ車に分類されるEVです。<br>
+
テスラの高電圧バッテリーは、ガソリン車が経年劣化により燃費が悪化するように、運用に支障が出るほどの急激な劣化はしません。また、バッテリーが劣化すると電池容量は減少しますが、電費は悪化しません。新車から一年目あたりは劣化幅が大きく、三年後までに6から8.5%程度劣化し、その後は劣化のペースが非常に緩やかになると言われています。大体10万kmで10%程度の劣化だと思っておけば大丈夫です。
公式HPで数クリックするだけで新車が購入出来ます。店舗に行ってもウェブでの購入を案内されます。基本ウェブでしか購入出来ません。<br>
+
====急速充電するとバッテリーが劣化する?====
<br>
+
テスラ車は水冷式の高電圧バッテリーやバッテリーマネジメントシステムにより、日常的に急速充電を行ってもバッテリーの劣化にはほとんどまたは全く影響がないと言われている。
==== ウェブ購入に価格交渉は無いの? ====
+
====航続距離は表記されているより実際は短い?====
 +
電気自動車の航続距離を表す基準はJC08、CLTC、NEDC、WLTP、EPAなどがあり、基準により結果は大きく異なる。EPA基準は実際に走行できる距離に近い。また、日本のWLTCと欧州のWLTCの値では基準が異なり、比較ができない。また、EPAの基準も以前よりも厳しくなっているため、違う年式の車両は比較できない場合がある。航続距離を比較するためには、同じ基準で比較する必要があるが、異なる基準をまたいで比較が行われている場合もあるため、注意が必要。<br>
 +
また、テスラの車内タッチスクリーンやスマートフォンアプリに表示される航続距離はテスラの基準により計算されているが、外気温が低い場合や登り坂、短距離の走行などでは電費が悪化し、航続距離は短くなる。ナビに目的地をセットすることにより、標高の高低差や風向きなどを考慮し、目的地までの詳細なバッテリー消費を予測可能。
 +
====ナビは付属している?====
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2025年9月現在、新車で購入する場合は、車内タッチスクリーンで車両の使用が開始された日から8年間無料でGoogle Mapを利用できる。交通状況の表示やサテライトビュー(航空写真)などを利用するにはプレミアムコネクティビティが必要(Wi-Fi接続では利用不可)で、2025年10月までは月額990円、2025年11月以降は月額1,990円で利用できる。
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====オートパイロットは、ハンズオフやアイズオフに対応している?====
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対応していない。
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====Apple CarPlayやAndroid Autoに対応している?====
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対応していない。
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====ゼロエミッション車(ZEV)とは?====
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排気ガスを一切排出しない自動車。排気ガスによる大気汚染は気候変動のほか、認知能力の低下や認知症リスクの増加、暴力事件やうつ病発症リスクの増加などメンタルヘルスへの影響など、様々な悪影響がある。
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====火力発電の電力で走行する場合、電気自動車は気候変動対策に効果的でない?====
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火力発電75%の電力で、発電所での二酸化炭素(CO2)排出量や送電ロスを計算しても、内燃機関車やハイブリッド車より電気自動車の方が排出量が少ない。ほとんどの内燃機関車(乗用車)の燃料使用量は企業の正式発表よりも40%多い。また、石油の採掘や輸送、精製などで発生するCO2などが通常無視されている。<br>
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さらに、基礎充電の電力契約を再生可能エネルギーのプランへ変更したり、再生可能エネルギーを利用した充電設備を利用することで、CO2排出をゼロにできる。詳細は [https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/ev-and-fossil-fuel-power-station/ EVsmartの記事] や[https://www.afpbb.com/articles/-/3406533?act=all AFPBB Newsの記事] などを参照。
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====電力不足のため、電力不足に悪影響?====
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電力不足時は、電力のピーク時間帯を避けて充電することもできる。<br>
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石油生産などでは電力も使用されるため、内燃機関車の走行に必要な電力は、電気自動車の半分に達する。また、電気自動車は内燃機関車に比べ消耗品が少なく、内燃機関車に必要な消耗品の製造に使用されている電力が減少する。
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====電気自動車は寒さに弱い?====
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電気自動車は内燃機関車と同様、寒さにより効率が悪化するため航続距離は少し減少し、充電を行うためにはバッテリーの加熱が必要となる。ただし、近年の電気自動車はヒートポンプの採用などの改良により、寒冷地での効率も大幅に改善されている。内燃機関車のようにエンジンがかからなくなる心配はなく、事前にアプリなどから暖房やデフロストをつけておくことで雪や凍結を溶かす時間を短縮できる。北欧は電気自動車の普及率や再生可能エネルギー率の高さで有名である。
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====電気自動車は大雪の立ち往生で危険?====
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2000ccクラスのガソリン車がタンクに30リットルのガソリンが残っていたとして、約24時間でガス欠するのに対し、電気自動車で仮にエアコンの消費電力が800W、バッテリー残量が20kWhの場合、25時間後に電欠となる。内燃機関車などの排気ガスが車内に充満することで起こっている一酸化炭素中毒による死亡事故のリスクもなく、エアコンよりも消費電力が大幅に少ないシートヒーターやステアリングヒーターを活用することで、さらに電欠までの時間を伸ばすこともできる。詳細は、[https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/stuck-in-snow-storm-test-with-electric-vehicles-at-minus-five-degrees/ EVsmartの記事] や[https://www.afpbb.com/articles/-/3406533?act=all AFPBB Newsの記事] などを参照。
 +
====納車までの流れ====
 +
注文を完了すると、RNから始まる予約番号(Reservation Number)が割り当てられる。<br>
 +
注文時に表示されている<span style="color:red">'''納車時期はおおよその目安であり、大幅に遅れることも多い'''</span>。<br>
 +
納車時期が近づくと注文の変更ができなくなり、車両識別番号 (Vehicle Identification Number / VIN) が割り当てられる。<br>
 +
納車場所は基本的にはサービスセンターやストア等での納車になりますが、自宅まで有償(10万円~)の陸送を手配する事も可能。
 +
====補助金について====
 +
補助金は、地域や納車の時期などによって条件や金額、申請方法が変わります。補助金額はテスラホームページのそれぞれのモデルの注文画面に表示されます。<br>
 +
申請方法については納車時などにテスラから案内がありますが、購入手続き前に申請が必要な地域などもありますので、ご注意ください。また、補助金は年度毎に予算の上限が決まっており、打ち切りとなる可能性があります。
 +
====TPMSとは?====
 +
テスラは日本で販売する車両でもTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を採用しています。タイヤ交換等の際はTPMSセンサーを一緒に取り替える必要があります。
 +
===その他のよくあるEV懐疑論について===
 +
その他のよくあるEV懐疑論に対するFAQは、[https://www.eco-revo.blog/eco/ev_skepticism エコレボの記事] などを参照してください。
  
テスラは新車・在庫車オーダーに関して、値引き交渉は一切受け付けてくれません。価格は全て本国による設定に統一されています。<br>
+
== モデルとグレード ==
ただし、展示車があった場合にこれを売るけど〜みたいな値引き提示される場合はあるみたいです。<br>
+
===各モデルの主な特徴===
納車後の充電が無料で少しお得になる紹介コードプログラムがあります。<br>
+
====Model S====
国や県からの補助金が貰える場合があります。補助金については地域や時期によって内容が変わるので別項目で説明します。<br>
+
*5ドア リフトバックのラグジュアリー カー
 +
*テスラ車の中で最大の航続距離と加速性能
 +
*パノラマガラスルーフ(一部車両を除く)
 +
*エアサスペンション(一部車両を除く)
 +
*2025年3月31日 日本向けの生産を終了
 +
====Model X====
 +
*5ドア ラグジュアリー SUV
 +
*Model Sと共通の車台
 +
*パノラマフロントガラス
 +
*ファルコンウィングドア
 +
*エアサスペンション(一部車両を除く)
 +
*最大7人乗りのシートレイアウト(オプション)
 +
*2025年3月31日 日本向けの生産を終了
 +
====Model 3====
 +
*セダンタイプのコンパクト エグゼクティブ カー
 +
*テスラ車の中で最高の電費性能
 +
*ガラスルーフ
 +
====Model Y====
 +
*5ドア コンパクト SUV
 +
*Model 3と共通の車台
 +
*パノラマガラスルーフ
 
<br>
 
<br>
==== テスラの充電はどうするの? ====
+
===寸法===
公式サイトの[https://www.tesla.com/jp/charging 充電について]も一緒に参照してください。<br>
+
寸法は各モデルの[https://www.tesla.com/ownersmanual/ オーナーズマニュアル] の仕様 → 寸法より確認できる。<br>
テスラ専用の公共急速充電器であるスーパーチャージャーと、アーバンスーパーチャージャーが各地に点在しています。<br>
+
テスラ車は横幅が広く重量が大きいため、機械式駐車場などは利用できない場合がある。
付属、又は別売のCHAdeMOアダプターを使用して全国の急速充電設備で充電することが可能です。<br>
 
※テスラ以外でサービス提供しているチャージングプランへの加入が必要になる場合があります。<br>
 
付属、又は別売のJ1772アダプターを使用して普通充電、デスティネーションチャージャーを使用しての普通充電が可能です。<br>
 
自宅の100V/200Vコンセント、または専用充電器であるウォールコネクターを設置して自宅充電が可能です。<br>
 
主にこれらの方法を活用しながら車を充電して走らせます。<br>
 
 
<br>
 
<br>
==== 充電時間はどれぐらい掛かるの? ====
+
===グレード===
 +
'''RWD(リアホイールドライブ)'''<br>
 +
1つのモーターによる、後輪駆動。
  
モデルや年式、状態によって変わりなんともいえませんが、ざっくりスーパーチャージャーを利用すると50%まで30分足らず、80%オーバーまで1時間程度です。<br>
+
'''AWD(オールホイールドライブ)'''<br>
高速道路に設置されているチャデモだと大体1回30分で20kWh前後90-130km分ぐらいの充電ができます。アダプタの受電能力は最大50kWまでしか対応してません。<br>
+
2つまたは3つのモーターによる、全輪駆動。加速性能などが向上する。
<br>
 
==== 充電環境を把握しておく、自宅充電が無いんだけど? ====
 
  
購入する際にはコンセントから充電できるモバイルアダプターか、工事で設置するウォールコネクターを自宅、または車庫に備え付けておくととても便利です。<br>
+
'''60/70/75/85/90/100'''<br>
自宅充電がない方は公共の充電設備に頼る運用になります。車庫付近や日頃運用する道沿いで通いやすい充電設備を把握しておきましょう。<br>
+
以前モデルS/Xではバッテリー容量をグレード名としていた。パフォーマンスモデルでは数字の前にPが、デュアルモーターモデルでは数字の後にDが表記され、P100Dなどとなる。
不便かそうではないか、これは人によると思います。自宅充電無しの外充電のみで運用してるオーナーさんは多数存在します。<br>
 
EVが自分のライフスタイルに合っているかどうかを含めて把握しておきましょう。<br>
 
<br>
 
==== 急速充電ばっかりしたら、バッテリーは劣化しないの? ====
 
  
しないかするかでいえば、必ずバッテリーは劣化します。特に新車から1年目あたりは一番劣化幅が大きいです。<br>
+
'''スタンダードレンジ/スランダードレンジプラス'''<br>
ただし、運用に支障が出るほどの急激な劣化はしない上、万が一あった場合には8年間はテスラの保証適用となります。<br>
+
SR/SR+ などと略される。現在新車で販売されている車では公式には使用されず、単にモデル名のみの表記となっている。
大体10万kmで10%程度の劣化だと思っておけば大丈夫です。その後は更に劣化のペースが緩やかになります。<br>
 
<br>
 
==== 維持費はどれぐらい掛かるの? ====
 
  
主要な維持費としてはタイヤ交換費用のみです。法定点検や車検整備費用程度で、オイル交換パッド交換他コストが無いので維持費としては安い傾向があります。<br>
+
'''ロングレンジ(LR)'''<br>
充電する料金は地域や方法、使用の仕方によって変わりますが大まかにガソリン換算で30km/l~40km/lぐらいのイメージです。それでいて速さがあるのでコスパがいい等と言われる事もあります。<br>
+
航続距離と加速性能を引き上げたモデル。モデルや年式により、プレミアムサウンドや後部座席のシートヒーター、フォグランプの有無、充電速度などにも影響し、装備がアップグレードされる。
<br>
 
==== 速くなくても良いんだけど? ====
 
  
コンフォートモードに切り替えるだけで意図的に遅くすることもできます。<br>
+
'''パフォーマンス(P)'''<br>
<br>
+
ロングレンジよりもさらに加速性能を引き上げたモデル。ホイール、ブレーキパッド、アクセルおよびブレーキペダルなどがアップグレードされ、スポイラーが付属する。電費が悪化するため、航続距離は同じ年式のロングレンジより若干短くなる。<br>
 +
ホイールなどの装備のアップグレードなしでパフォーマンスの加速性能のみを持つロングレンジAWDパフォーマンスも存在するが、現在は販売されていない。ステルスなどと略される。
  
==== 保証はどうなの? ====
+
'''Plaid'''<br>
保証については新車から4年 80,000kmの車両保証と、8年 160,000km~のモーター・バッテリー含むドライブトレーン保証が付帯しています。<br>
+
モーターを3つに増やしトライモーターとすることで、パフォーマンスよりもさらに加速性能を引き上げたモデル。
保証期間中の入庫トラブルは基本的に全て無料になります。(修理のレッカーは無料、帰りのレッカー代は別途で掛かる事例あり)
+
===ホイール===
 +
大径のホイールや社外ホイールは乗り心地やデザインの変化だけでなく、電費が多少悪化し航続距離に影響する。<br>
 +
パフォーマンス/Plaidグレードとそれ以外のグレードではブレーキの形状が異なるため、対応するホイールも異なる。
 +
===モデルイヤー(MY)===
 +
テスラは、バッテリーやモーターからインテリアまで、頻繁にモデルのアップデートを行っている。同じモデルイヤーの同じグレードの車両比でもアップデートがされている場合もある。また、製造する工場によって仕様が異なっている。
 +
===ボディカラー===
 +
2025年6月13日現在、日本では以下のボディカラーが注文可能。
 +
*Stealth Grey
 +
*Deep Blue Metallic (Model 3)
 +
*Glacier Blue (Model Y)
 +
*Diamond Black
 +
*Pearl White Multi-Coat
 +
*Quicksilver
 +
*Ultra Red
 
<br>
 
<br>
==== 品質はどうなの? ====
+
日本では選択できないボディカラー
それぞれのモデル内にある、よくあるトラブルなどの事例を参考にしてください。<br>
+
*Midnight Cherry Red
端的に言ってしまうとテスラクオリティ、アメ車品質だったりする場合も多いです。<br>
+
*Lunar Silver
中国で生産しているモデルは品質が良いみたいです。ここは大いに改善の余地ありという状態です。<br>
+
*Frost Blue Metallic
 +
*Marine Blue
 
<br>
 
<br>
==== 整備含めたサービス体制はどうなの? ====
+
生産を終了したボディカラー
スマートフォンアプリから整備の内容と日程を予約可能です。代車の希望であったりもこのとき伝えますが、代車は現在2ヶ月待ち等の状態です。<br>
+
*Anza Brown Metallic
ですが、テスラはモバイルサービスという形態を採用しており、アプリから修理内容を予約すると直接自宅のガレージに整備が来てくれます。<br>
+
*Catalina White
これによって自ら出向くことなく基本的な部分については修理が可能です。どうしても入庫が必要な場合は、数拠点あるサービスセンターまで持ち込む必要があります。<br>
+
*Monterey Blue Metallic
 +
*San Simeon Silver Metallic
 +
*Sequoia Green Metallic
 +
*Shasta Pearl White
 +
*Sierra Black
 +
*Signature Red
 +
*Tiburon Gray Metallic
 +
*Blue Metallic
 +
*Brown Metallic
 +
*Gray Metallic
 +
*Green Metallic
 +
*Solid White
 +
*Titanium Metallic
 +
*Obsidian Black Metallic
 +
*Silver Metallic
 +
*Midnight Silver Metallic
 +
*Red Multi-Coat
 +
*Solid Black
  
==== オーナーにとってどんなところが魅力的なの? ====
+
==新車と中古車==
加速性能、電気自動車の中でも長い航続距離、スーパーチャージャー含むインフラ面<br>
+
===新車と在庫車===
スタイリング、インテリアやナビ周りの先進性<br>オートパイロットによる自動運転補助機能<br>
+
====メリット====
上記の点が挙げられます。他にも人それぞれ様々な理由があると思いますが、テスラストアではこう案内するそうです。<br>
+
*補助金
テスラのビジョン、ひいてはイーロン・マスクが描くビジョンに賛同出来る人に多く魅力に感じて乗って欲しい。と。
+
*保証期間
 +
*最新の構成
 
<br>
 
<br>
==== 購入するためにはどうすれば良いの? ====
+
====デメリット====
まずは誰かしらの紹介コードを踏んでください。誰のでも良いです。<br>
+
*高額でリセールバリューが低い
次にモデルを選びましょう。S・3・X・Y・ロードスター・サイバートラック などのモデルがありますが2021年4月時点でモデル3以外の納車は2022年以降です。<br>
+
*補助金には処分制限期間などの条件がある
テスラは大きいので駐車場の寸法を確認しておきましょう。<br>
+
*新車は納期が長く、様々な要因によって納車が予定よりも遅れることもある
グレードは予算次第ですが、S・3・Xどのモデルでもお勧めはロングレンジです。必要十分な加速と長い航続距離に優るものはありません。<br>
+
*注文後、納車前にキャンペーンが始まっても、キャンペーンの対象外とされる場合がある。キャンセルして再注文も不可
ホイールや外装色、内装色を選んで、完全自動運転オプションを選択してください。現時点で日本は自動車線変更とオートパーキング(縦列および並列)、サモン(スマホから前進後退)が出来るだけです。<br>
+
*日本向けの生産を終了したモデルやグレード、旧デザインの車両は購入できない
そして補助金の類をチェックしてください。多分いろいろあるので纏められている情報の項目を参考にしてください。<br>
+
*最新の構成では一部機能が削減されていたり、一部デザインなどが変更されていることもある
テスラファミリーへようこそ!
+
*現車確認をできない(チリが合っていない等)
 +
*在庫車は、距離を走っていたりデモ車両という記載があった場合、補助金が受けられない場合が多い
 
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==== アクセサリーはどうやって購入するの? ====
+
===認定中古車===
車両に関するアクセサリーだけではなく、ウェア・アパレルやダイキャストモデルまで、[https://shop.tesla.com/ja_jp Tesla オフィシャルショップ]で購入可能です。<br>
+
認定中古車の購入は[https://www.tesla.com/ja_jp/used こちら]
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====メリット====
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*新車と比べて安価
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*保証期間あり
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*状態が市場中古に比べてある程度保証されている
 
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+
====デメリット====
== ご紹介プログラム ==
+
*ハードウェアが古い場合、使えない機能がある
テスラオーナーの紹介リンクからテスラ車を注文することによって、双方1500km相当(372kWh分)のスーパーチャージャー無料充電特典を獲得できる。<br>
+
*保証期間が新車と比べると短い
テスラアカウントに自動的にチャージされる。有効期限は納車後6ヶ月。プログラムを使えるのは新車・在庫車に限る為、認定中古車に関しては使用することが出来ない。<br>
+
*補助金が活用出来ない
テスラオーナーは紹介するたびに、モデルYとロードスターが当選する抽選にも参加できる。モデルYは毎月1台当選、ロードスターは3ヶ月に1台当選。抽選は全世界中のオーナーの中から、対象となるうちの誰かが当選する仕組みである。
+
*塗装等の修理歴がある車両である可能性がある
 +
*現車確認をできない(喫煙車である可能性などがある)
 
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;[https://www.tesla.com/jp/support/referral-program ご紹介プログラム(公式)]<br>
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===市場の中古車・個人売買===
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オートパイロットやフル セルフドライビング ケイパビリティはオーナーではなく車両に紐付いているため、次のオーナーも利用可。別の車両への引き継ぎは不可(キャンペーンの期間中を除く)。<br>
 +
市場の中古車は、延長保証や一部キャンペーンの特典等は前のオーナーから引き継ぎできない。<br>
 +
前オーナーのカスタム内容次第では保証外となったり、サービスセンターへの入庫を拒否されるなどの場合があるため、購入前にはよく確認しておく事をお勧めします。
  
== テスラ関係の用語解説 ==<!--初心者でも解かり易く、端的な記載が好ましいです-->
+
== 充電と高電圧バッテリー ==
<!--用語→機能解説になりつつあるので、テスラの機能一覧という項目を別項作成し、そこにリンクした方が見やすいかも?-->
+
===ポート(差込口)===
=== オートパイロット/ソフトウェア関連 ===
+
日本で販売されているテスラ車(第1世代ロードスターを除く)は、テスラが開発したNorth American Charging Standard(NACS / SAE J3400 / 旧テスラコネクター)規格を採用しており、1つのポートでAC普通充電とDC急速充電に対応する。ポートは車両の左後ろ側に設置されている。
* AP = オートパイロット。現行のテスラ車に標準装備。同じ車線内でハンドル操作、加速、ブレーキを自動的に行う。ドライバーは車の監視義務がある
+
===高電圧バッテリーと充電制限===
* EAP = エンハンスドオートパイロット。オプションソフトウェアの名称、自動車線変更やスマートサモン、ナビゲートオンAP等を含む。現在は日本では販売されていない。AP2.0以上のハードウェアが必要。
+
高電圧バッテリーはリチウムイオン電池で、円筒形のNCA / NCMまたは角形のLFPを採用している。Model S / X、3 / Yでは400V、Cybertruckでは800Vアーキテクチャを採用している。バッテリーの種類は、モデルとグレード、年式によって異なる。<br>
* FSD = フルセルフドライビング、完全自動運転対応機能。現在は一部の機能のみが使用可能で、ドライバーは監視をする必要や責任がある。使用するにはソフトウェアの購入が必要。
+
Model S以降のモデルでは水冷方式を採用し、バッテリーマネジメントシステム(BMS)によりバッテリーを適切な温度に保つことにより、バッテリーの劣化を抑制し連続での急速充電などを可能にしている。Model Yではオクタバルブと呼ばれるヒートポンプを開発・採用し効率を改善、その後Model 3, S / Xなど他のモデルでも採用された。<br>
* FSDコンピューター/AP3.0 = 完全自動運転対応機能に必要なハードウェア。現行のテスラ車に標準装備。AP2.0/AP2.5を装備するテスラ車は完全自動運転対応機能を購入することで、追加料金無しでアップグレードできる。
+
NCA / NCMバッテリーのモデルは、満充電を繰り返すことでバッテリー劣化が早まるため、長距離を走行しない日常での運用や急速充電では、満充電にせず充電制限の設定をすることが推奨されている。極寒や猛暑などのより極端な気象条件で、より高い性能を発揮するとされている。一方で、日本で販売されているギガ・シャンハイ製のModel 3 / Y RWDはLFPバッテリーとなっており、これらの車両はセル・バランシングのため定期的な満充電が推奨されている。科学的に安定しているため、より劣化が少ないとされている。<br>
* MCU = メディア・コントロール・ユニット。
+
詳細はそれぞれのモデルのオーナーズマニュアルを参照。
* NoA/NoAP = ナビゲート・オン・オートパイロット。現時点で日本では使用不可。設定した目的地に応じて高速道路のインターチェンジの通過や乗り降りなどのステアリング操作を行うソフトウェア。車線変更を提案し、速度の遅い車やトラックの後ろにとどまらないよう調整することで目的地までのルートを最適化する。
+
===最大充電速度===
* サモン = スマートフォン等からの操作で車を前進・後退させる機能。
+
最大充電速度はモデルやグレード、年式などにより異なる。2025年1月現在の新車の、NACS規格の急速充電器での最大充電速度は、Model 3 / Y ロングレンジとパフォーマンス、Model S / Xでは250kW、Model 3 / Y RWDでは170kWとなっている。<br>
* スマートサモン = より複雑な環境や駐車スペースをナビゲートし、障害物を巧みに避けて駐車場内にいるドライバーの所まで迎えに来る。指定した場所に向かわせることも可能。公道では使用不可。現時点で日本では使用不可。
+
また、最大充電速度はバッテリー残量が少なく、かつオンルート・バッテリー・ウォームアップ機能によりバッテリーが温まっている場合の速度であり、バッテリー残量が増えるに従って遅くなる。アダプターを利用した場合は、アダプターにより最大充電速度が制限される。
* ダッシュカム/セントリーモード = USBフラッシュドライブやSSD(32GB以上が推奨)を接続することで、車両のカメラを使用して走行中の動画を録画できる。AP2.5以上が必要。セントリーモードでは駐車中周囲の不審な動きを監視・検出し録画する。AP2.0で動作するが、実際の記録は行われず威嚇のみ。セントリーモードは、バッテリー残量20%以下の場合やドッグモードがオンの場合は使用不可。
+
===おすすめの公共の充電器検索サイト===
* OTA = Over The Airの略、ネットワーク経由による無線ソフトウェアアップデートの事。テスラの車はアップデートによって車両の機能が改善・追加されていく。
+
*EVナビ([https://apps.apple.com/app/ev-management-system/id6473770215 AppStore] / [https://play.google.com/store/apps/details?id=com.evapp.evms Google Play])
* FW = ファームウェアの略、現在のメジャーバージョンは2021.4.11などで表記されている。
+
*[https://evsmart.net/ EVsmart]
* Pコネ = プレミアム・コネクティビティ。月額1,000円のサブスクリプション。車載3G/LTE接続での交通情報の表示、航空写真、Spotify、TuneInラジオ、Youtube、Netflix、ブラウザ等が利用できる。SpotifyとNetflixはそれぞれの契約も必要。
+
*[https://ev.gogo.gs GoGoEV]
* ブラックアウト = ナビゲーションやモニターが落ちる≒消えてしまった状態。自動的に再起動される。
 
 
 
=== その他 ===
 
* フランク = フロントトランク、ボンネット内収納
 
* SR = スタンダードレンジ
 
* SR+ = モデル3 スタンダードレンジ・プラス
 
* LR = ロングレンジ
 
* P = パフォーマンス
 
* ステルス(パフォーマンス)= モデル3 ロングレンジAWDパフォーマンス。現在は販売されていない。
 
* RWD = リアホイールドライブ、後輪駆動
 
* AWD = オールホイールドライブ、全輪駆動車
 
* D = デュアルモーター
 
* TPMS = タイヤ空気圧監視システム
 
* SC = スーパーチャージャー、またはサービスセンター
 
* WC = ウォールコネクター、テスラの普通充電設備、現在は第3世代
 
* ストール = 駐車スペース。充電器数を数える助数詞としても使われる。
 
* BEV = バッテリーEV、二次電池式電気自動車の総称
 
* ICEV = インターナル・コンバッション・エンジン・ビーイクル。内燃機関車(ガソリン車など)の総称
 
* ICEing = 充電器を利用しない内燃機関車が充電スペースに駐車されていて、充電器が利用できない状態
 
* アズマゼキトウドウ = 東関東道のテスラ読み。ナビがバk...お茶目な一面を見せる
 
* テクノキング = イーロン・マスクのCEOに代わる肩書
 
<br>
 
<br>
 
 
<br>
 
<br>
 +
===普通充電(基礎充電、目的地充電)===
 +
====EV充電用コンセント====
 +
[https://shop.tesla.com/ja_jp/product/gen-2-mobile-connector-bundle-jp テスラ・モバイルコネクター] を持っていれば、自宅や勤務先、施設、公共の駐車場等に設置されたEV充電用コンセントで基礎充電や目的地充電が可能。<br>
 +
6kWで充電した場合、8時間で48kWh充電可能。<br>
 +
GEN II モバイルコネクターのマニュアルは[https://www.tesla.com/sites/default/files/pdfs/charging_docs/gen_2_umc/Gen2_Mobile_Connector_ja_JP.pdf こちら]<br>
 +
<span style="color:red">'''EV用でないコンセントや延長コード、社外品の充電ケーブルの使用などは、火災の原因となることがある。'''</span>
 +
====[https://www.tesla.com/ja_jp/home-charging テスラ・ウォールコネクター](WC)====
 +
テスラの販売する普通充電器。<br>
 +
購入は[https://shop.tesla.com/ja_jp/category/charging#charging.at-home こちら]
 +
*ウォールコネクター
 +
:NACS規格のみ対応。
 
<br>
 
<br>
 +
*J1772 ウォールコネクター
 +
:テスラやNACS規格を採用する車両に充電する場合には、SAE J1772アダプターが必要。
 
<br>
 
<br>
 +
*ユニバーサル・ウォールコネクター
 +
:NACSとSAE J1772の両規格に対応する。2024年7月現在テスラ・ジャパンでは販売されていないが、輸入販売を行っている業者などから購入し設置することができる。
 
<br>
 
<br>
 +
*デスティネーションチャージング
 +
:ウォールコネクターは、ホテルやレストラン、ショッピングセンターなど充電以外の理由でドライバーが駐車する可能性のある場所に[https://www.tesla.com/ja_jp/destination-charging デスティネーションチャージング] としても設置されている。施設利用者のみが利用可能な充電器も多いが、これらの充電器の電気料金は通常施設の負担となっており、利用者は無料で利用できる場合が多い。設置場所は[https://www.tesla.com/findus?filters=destination%20charger こちらを参照] 。
 
<br>
 
<br>
 +
====SAE J1772規格の充電器====
 +
<span style="color:red">'''利用するにはSAE J1772アダプターが必要'''</span>
 +
===急速充電===
 +
====テスラ・スーパーチャージャー(SC/SuC)====
 +
テスラの急速充電ネットワーク。<br>
 +
[[スーパーチャージャー|こちらのページを参照。]]
 +
====NACS規格の公共の急速充電器====
 +
CCSおよびサードパーティーNACS DC急速充電器のサポートが有効の車両(2020年10月以降に生産された車両)で利用可能。有効でない車両はレトロフィットにより利用可能となるが、日本のテスラ・サービスセンターはレトロフィットを受け付けていない。<br>
 +
1つの充電ステーションに1つの充電器しか設置されていない場所では、充電器が故障していた場合に充電できない可能性があるため、注意が必要。<br>
 +
以下の充電サービスがNACS規格の充電器を設置している。
 +
*[https://ev-charger.jp/ テンフィールズファクトリー FLASH]
 
<br>
 
<br>
 +
====CHAdeMO規格の公共の急速充電器====
 +
急速充電規格であるCHAdeMOの充電設備は、高速道路のPA/SAや道の駅、自動車ディーラー、ショッピングモールなど様々な場所に設置されている。<br>
 +
利用するには<span style="color:red">'''CHAdeMO用の専用アダプターが必要だが、テスラでは2024年7月に販売を終了し、取り扱っていない'''</span>。アダプターによる充電速度は最大50kWで、30分の充電で最大125km走行可。故障した場合は修理不可。アダプターのマニュアルは[https://www.tesla.com/sites/default/files/blog_attachments/chademo_adapter_owners_manual_in_japanese.pdf こちら]
 +
 +
一部の充電器はテスラに対応しておらず、<span style="color:red">'''対応していない充電器に接続した場合、車両が故障し充電ができなくなるおそれがある'''</span>。CHAdeMO充電器で充電した車両に発生した不具合の報告については、[[#不具合とリブート]]を参照。<br>
 +
一回あたり30分までの時間制限がある充電器が多い。<br>
 +
複数台に同時に充電できるタイプは、同時に充電を行うと大幅に速度が落ちる場合があるため、注意が必要。また、夏の気温が高い期間や続けて充電を行う場合等に、充電速度が制限される機種もある。
 +
 +
充電設備により、充電カードを契約することで支払い手続きを簡単にできたり、頻繁に利用する場合は利用料金も割安となる場合もある。充電カードについての詳細は、[https://evsmart.net/charging-cards/ こちらの記事を推奨]<br>
 +
無料で充電できる充電器もある。
 +
 +
充電器を使う必要のある人が使えるように'''充電完了後は速やかにお車を移動'''しましょう。充電後に引き続き駐車する必要がある場合は、充電スポットとなっていない一般駐車場へお車を移動しましょう。
 +
===その他の充電規格===
 +
*CCS1
 +
:北米や韓国などで普及。北米では多くの自動車メーカーがNACSへの切り替えを発表している。普通充電ポートはJ1772。
 +
*CCS2
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:ヨーロッパやグリーンランド、オーストラリア、南米、南アフリカ、サウジアラビアなどで普及。テスラも採用している。普通充電ポートはMennekes。
 +
*GB/T
 +
:中国の充電規格。テスラも採用し、普通充電と急速充電のデュアルポートとなっている。普通充電ポートはType 2と似ているが、急速充電はサポートしていない。
 +
 +
== モーター ==
 +
テスラはロードスター、モデルS/Xでは二コラ・テスラが開発した加速性能に優れる交流の誘導モーターを採用。モデル3 RWDで高速走行時に効率の良い永久磁石同期リラクタンスモーターを採用し、3 AWD デュアルモーターでは前輪を誘導モーター、後輪を永久磁石同期リラクタンスモーターと組み合わせた。モデルS/X Ravenでは
 +
モデル3とは反対に前輪のモーターに永久磁石同期リラクタンスモーターを採用。PlaidやSemiではトライモーターとなり、誘導モーターを左右それぞれに配置することにより、加速性能を引き上げている。
 +
 +
==ADAS(先進運転支援システム)==
 +
テスラのADASである「オートパイロット」は、自動運転レベル2となっており、ハンズオフやアイズオフには対応していない。ドライバーは車の監視義務があり、使用中も常にハンドルを握っている必要がある。
  
== 購入を検討されている方向けの情報 ==
+
車両に搭載されたハードウェアの情報は、タッチスクリーンの「コントロール」>「ソフトウェア」>「追加車両情報」から確認できる。<br>
 +
必要なハードウェアを搭載している車両は、納車後でもオートパイロットパッケージを購入し機能を追加することができる。
 +
===Hardware 1===
 +
Hardware 1.0は、2014年9月から2016年10月の間に製造された車に搭載。MobilEyeのプラットフォーム、前方に1つのカメラと160mのレーダー、5mまで探知できる12の超音波センサー(USS)を装備。Hardware 2.0以降のハードウェアへのアップグレードは不可。
 +
====オートパイロット(AP)====
 +
第1世代のオートパイロットには、以下の機能が含まれている。HW1では前方の単眼カメラのみが搭載されているため、同名の機能でも第2世代以降のオートパイロットの機能とは性能が異なるものとなっている。
 +
*トラフィックアウェア クルーズコントロール
 +
:直線の道路などで、設定されている走行速度を維持する。同じ車線上の前方に車両が検出された場合、車間距離が保たれるように減速する。ドライバーは道路の進行方向に常に注意を払い、状況に応じて自らブレーキを踏む必要がある。
 +
*オートステアリング
 +
:自動車専用道路など高規格の道路で、クルーズコントロールに加えてハンドル操作を自動的に行う。ドライバーは車の監視義務があり、使用中も常にハンドルを握っている必要がある。
 +
*オートレーンチェンジ
 +
:オートステアリング中に、ウインカー操作で車線変更を行う。
 +
*オートパーキング
 +
:両隣に車が駐車している場合に、超音波センサーにより自動で並列または縦列駐車を行う。
 +
*サモン
 +
:スマートフォン等からの操作で車を前進・後退させる。日本では法規制のため、操作するスマートフォン等が車から6メートル以内である必要がある。
 
<br>
 
<br>
'''これからテスラの車を選ぶ方に向けた情報の纏めです。'''<br>
+
===Hardware 2.0以降===
'''車種のサイズ感やグレード、オプション、その後の充電前準備から納車までを網羅しています。'''<br>
+
*Hardware 2.0/2.5
 +
:2016年10月、以降に製造された全ての車両に完全自律運転に必要なカメラやセンサーなど全てのハードウェアを搭載し、2017年末までには完全自動運転が可能になると発表。[https://vimeo.com/188105076 完全自律運転により通勤する動画] を公開した。Hardware 1と比較して処理能力が40倍となったNVIDIAのプラットフォーム、前方3眼カメラなど車外に合計で8つのカメラ、ミリ波レーダー、8mまで探知できる12の超音波センサーなどを搭載。Hardware 1以前との見分け方は、サイドマーカーやBピラーのカメラの有無で確認できる。完全自律運転を購入した場合のみ、AI3に無料でレトロフィットされた。
 +
*AI3(FSDコンピューター)
 +
:2019年4月に発表された。テスラが開発したプロセッサーを搭載し、Hardware 2.5と比較して10倍の処理性能。フルセルフドライビングの表示プレビューやオートウインカーなどにも必要。2021年5月以降、地域やモデルによって徐々にミリ波レーダーや超音波センサー(USS)の搭載をしなくなり、日本では2022年6月以降に生産された車からレーダーを搭載しなくなった。レーダーを搭載している車両でも、ソフトウェアアップデートにより一部の機能はTesla Vision(カメラのみ)に切り替えがされている。2024年末にリリースされたFSD V13はAI4が必要で、AI3の車両は対象外となった。2025年1月、マスクCEOは質問に対し、「完全自律運転を購入した人たちのHW3(AI3)のコンピュータをアップグレードしなければならない」と回答したが、レトロフィットの計画は発表されていない。
 +
*AI4
 +
:2023年初頭に、HW4を搭載した車両の生産が開始された。強化されたコンピューターと、解像度と画角の向上したカメラ、モデルにより4次元レーダーなどを搭載する。フロントカメラの解像度は、AI3の1280x960から2896x1876へと向上したため、数を1つ減らし2眼カメラとなった。リアカメラは1448x938に向上している。Cybertruck、Model Y (2025)ではフロントバンパーに1つカメラが追加されている。AI3とは互換性がなく、AI3からのレトロフィットは不可。
 +
*AI5
 +
:開発中。TSMCと契約。
 +
*AI6
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:開発中。Samsungと契約。
 
<br>
 
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センサーについての詳細などは、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Tesla_Autopilot#Hardware Wikipedia]、[https://www.tesla.com/jp/autopilot 公式サイト] などを参照。
 +
====ベーシック オートパイロット(AP)====
 +
*トラフィックアウェア クルーズコントロール
 +
:直線の道路などで、設定されている走行速度を維持する。同じ車線上の前方に車両が検出された場合、車間距離が保たれるように減速する。ドライバーは道路の進行方向に常に注意を払い、状況に応じて自らブレーキを踏む必要がある。
 +
*オートステアリング
 +
:自動車専用道路など高規格の道路で、クルーズコントロールに加えてハンドル操作を自動的に行う。ドライバーは車の監視義務がある。
 
<br>
 
<br>
=== モデル選び・車種毎の寸法の比較 ===  
+
====エンハンスト オートパイロット(EAP)====
 +
ベーシックオートパイロットの機能に加えて以下の機能を利用できるようになる。
 +
*オートレーンチェンジ
 +
:オートステアリング中にウインカー操作をすると、他の車両を認識し速度を調整、車線変更を行う。
 +
*ビジョン オートパーキング
 +
:指定した駐車スペースに縦列または車庫入れ駐車を自動で行う。
 +
*シンプル サモン
 +
:スマートフォン等からの操作で車を前進・後退させる。日本では法規制のため、操作するスマートフォン等が車から6メートル以内である必要がある。バグにより、操作を受け付けないことが多い。
 +
*スマート サモン
 +
:スマートフォン等からの操作で、より複雑な環境や駐車スペースをナビゲートし、障害物を避けて駐車場内にいるドライバーまたは任意の場所まで迎えに来る。公道では使用不可。日本では法規制のため、操作するスマートフォン等が車から6メートル以内である必要がある。エンハンスト スマート サモンは、AI3(FSDコンピューター)以降が必要。バグにより、操作を受け付けないことが多い。
 +
*ナビゲート・オン・オートパイロット
 +
:NoA/NoAPなどと略される。オートステアリング中、設定した目的地に応じて高速道路のインターチェンジやジャンクションの通過、乗り降りなどのステアリング操作を行う。車線変更を提案し、速度の遅い車の後ろにとどまらないよう調整する。常に細心の注意を払い、即座に対応できるように準備しておく必要がある。トンネルや料金所の周辺では利用不可。目的地に応じた車線変更の提案は、間違えた提案が多い。
 
<br>
 
<br>
Model S : 1,964mm(ミラー込:2,189mm)<br>
+
====フル セルフドライビング ケイパビリティ(FSD)====
Model 3 : 1,849mm(ミラー込:1,933mm)<br>
+
完全自律運転機能として2016年に販売を開始したが、2025年9月現在、機能は未完成でアイズオフには対応していない。一部の国でFSD(監視付き)などの名称で、自動運転レベル2の機能として利用可能。2025年11月現在、日本国内では使用不可。利用可能な国と地域は以下の通り。
Model X : 1,999mm(ミラー込:2,271mm)<br>
+
*Australia
Model Y : 1,920mm(ミラー込:2,129mm)<br>
+
*Canada
 +
*China
 +
*Mexico
 +
*New Zealand
 +
*Puerto Rico
 +
*United States
  
 +
== 安全性と緊急時対応 ==
 +
テスラ車は、アメリカ政府の新車アセスメントプログラムなど様々なテストで高いスコアを達成している。詳細な安全性テストの結果などについては、Wikipediaなどを参照。
 +
*Wikipedia #Safety
 +
**[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Tesla_Model_S#Safety Model S]
 +
**[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Tesla_Model_X#Safety Model X]
 +
**[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Tesla_Model_3#Safety Model 3]
 +
**[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Tesla_Model_Y#Safety Model Y]
 +
*[https://www.tesla.com/ja_jp/safety 安全性 - Teslaジャパン]
 
<br>
 
<br>
'''日本の駐車環境に最も適しているのは全幅1.85m以内に収まっているモデル3です。'''
+
=== テスラの緊急時対応方法 ===
<br>
+
緊急時は警察(110番)や消防と救急(119番)に通報してください。<br>
自宅や周辺の住環境を含め、どこまでサイズ感が許容出来るかによって選べるモデルは変わるでしょう。
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負傷者のいない被害事故などの場合でも、保険適用などのため警察への通報が必要です。<br>
<br>
+
必要に応じて[https://www.tesla.com/jp/roadside-assistance テスラ・ロードサイドアシスタンス] に電話してください。<br>
<br>
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オーナーズ マニュアルや緊急時対応、レスキューマニュアルは、[https://www.tesla.com/jp/firstresponders こちらのページ] を参照してください。
=== モデル選び・グレードの比較 ===
+
===電力のない状態でのドアを開け方===
<br>
+
テスラ車のドアハンドルやドアボタンは電動式のため、衝突後に機能しなくなる可能性がある。電力のない状態では、外部からドアを開けることは不可。車内からドアを開けるには、機械式リリースハンドルを持ち上げるか、メカニカルリリースケーブルを引く。ハンドルまたはケーブルはドア周辺またはカーペットの下にある。詳細な位置などについては、各モデルの緊急時対応マニュアルを参照。Model 3 / Yの一部車両では、リアドアにメカニカルリリース装置が装備されていない。
テスラのグレードは主にバッテリー容量と加速力が影響します。<br>
+
===電気自動車の安全性について===
'''航続距離を含めた実用性を考えるとロングレンジモデルが一番快適です。'''<br>
+
==== 電気自動車は火災のリスクが高い? ====
リチウムイオン系バッテリーを採用しているモデルの場合は、容量が大きい≒充電速度が速い<br>
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2012年から2021年の間に起こったテスラ車両の火災は、走行距離約2.1億マイル(337,962,240km)あたり1件でした。一方、全米防火協会(NFPA)と米国運輸省のデータによると、米国で起こった車両火災は、走行1,900万マイル(30,577,536km)あたり1件でした。
という図式が成り立っています。<br>
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==== 電気自動車は事故や浸水で感電する? ====
しかしながら中古を検討している場合、2016年フェイスリフト以前の古いモデルの一部では発火問題の対策として充電速度がファームウェアアップデートにより制限されている為、実際の充電速度はより少ないモデルに劣る場合があります。<br>
+
事故を起こしても、バッテリーはすぐに車体から切り離され遮断されますので、感電することはほとんどありません。浸水時も感電リスクはほとんどありませんが、浸水後は点検を受ける必要があります。詳細は[https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/in-case-of-accident/ こちらの記事] などを参照してください。
<br>
+
 
Plaid等のパフォーマンスグレードを選択の候補として入れている人は、その絶大なる加速力に魅了されていると思われます。その場合はパフォーマンスを選ぶ事が一番後悔しない選択でしょう。<br>
+
==ボイス・コマンド==
 +
ステアリングホイール(ハンドル)の右側のスクロールホイールを押すと、マイクがオンになりボイス・コマンドを入力できる。(スタンダード・コネクティビティまたはWi-Fi接続などが必要)
 +
*ナビの目的地
 +
:「〇〇まで」、「自宅 / 勤務先まで」、「スーパーチャージャーまで」など
 +
*マップ
 +
:「地図」、「拡大」、「縮小」、「サテライト」、「サテライトオフ」、「交通状況」など
 +
*エアコン
 +
:「エアコン オン / オフ」、「暑い / 寒い」、「エアコンを21度」、「風量を上げて / 下げて」、「ドライバーの風向きを上げる / 下げる」、「デフロスター オン / オフ」、「リアデフロスター オン / オフ」など
 +
*ミラー
 +
:「ミラーを開いて」、「ミラーを閉じて」など
 +
*ワイパー
 +
:「ワイパー自動」、「ワイパー速く / 遅く」、「ワイパーオフ」など
 +
*音楽
 +
:「音楽を再生」、「ポーズ」など
 +
*フランク、グローブボックス
 +
:「フランクを開けて」、「グローブボックスを開いて」など
 +
*ドア
 +
:「ドアロック」、「ドアロックを解除」など
 +
*ドームライト
 +
:「ドームライトオン / オフ」、「ドームライト自動」など
 +
*その他
 +
:「リアカメラ」、「充電」、「エネルギー」、「タイヤ空気圧」、「Googleで〇〇を検索」など
 +
==空調==
 +
===プレコンディショニング===
 +
モバイルアプリの操作、またはタッチスクリーンから出発予定時刻プレコンディショニングを設定しておくことで、乗車する前に車両の空調やシートヒーターなどをオンにして最適な車内温度で出発できる。必要に応じてバッテリーも暖められる。また、車両を充電しながら機能を利用することで、出発時のエネルギーを節約できるため、航続距離が最大化される。
 +
===オーバーヒート プロテクション===
 +
夏の暑さから子供やペットを保護するため、2018年に実装された機能。キャビン過熱保護とも呼ばれる。機能を「オン」や「A/Cオフ」に設定している場合、降車後15分以上経過後に一定の温度以上になった場合に作動する。バッテリー残量が20%まで低下した場合や、降車後12時間以上が経過した場合は作動しない。人やペットを車内に残して外に出る必要がある場合は、 <span style="color:red">'''空調の保持やドッグモード、キャンプモードを使用してください。'''</span>
 +
===ドッグモード===
 +
降車後、車両の空調をオンのまま保持し、タッチスクリーンに車内の温度が大きく表示される。窓が開かないようにロックされ、セントリーモードはオフになる。
 +
===キャンプモード===
 +
降車後も車両の空調とタッチスクリーン、ミュージックの再生などをオンのまま保持する。セントリーモードはオフになる。
 +
 
 +
==ミュージックとブラウザ==
 +
===ミュージック===
 +
====USB====
 +
グローブボックス内のUSBポートに、音楽ファイルの保存されたSSDまたはUSBドライブなどを接続することで、音楽ファイルを再生可能。グローブボックス内にUSBポートがない車両は、センターコンソール前にあるUSBポートに接続する。<br>
 +
対応するフォーマットは、FLAC(ロスレス)、MP3、waveなど。ディスク番号を認識しないため、複数枚組のアルバムは音楽ファイルのトラック番号を通し番号に修正することで、正しい順番で再生が可能。
 +
====Bluetooth====
 +
スマートフォンなどのデバイスを
 +
Bluetooth接続することで、通話やボイスコマンドによるメッセージの送受信、スマートフォンからの音楽再生などが可能。音質はUSB接続の方が良い。
 +
====ストリーミング====
 +
プレミアム・コネクティビティまたはWi-Fi接続で、以下のサービスを利用可能。音質はUSB接続の方が良い。電波の届きにくい場所では再生できない。
 +
*TuneIn(無料)
 +
*Spotify
 +
*Apple Music
 +
*Apple Podcasts
 +
*Audible
 +
*Amazon Music
 +
*YouTube Music(YouTube PremiumまたはMusic Premiumプランの契約が必要)
 +
CaraokeやTidal等は日本国内では利用不可。
 +
====FMラジオ====
 +
ワイドFMは非対応。AMラジオはMCU1のみ対応。
 +
===ブラウザとシアター===
 +
プレミアム・コネクティビティまたはWi-Fi接続で、Chromiumの「ブラウザ」アプリを利用可能。MCU2以降が必要。
 +
 
 +
停車中、[[フルスクリーン|こちらのページ]] のリンクを利用すると、上下に白い帯なしでフルスクリーンのブラウザなどが利用できる。
 +
 
 +
タッチスクリーンの「シアター」からもYouTubeやNetflix、Disney+などの一部のストリーミングサービスをフルスクリーンで起動出来る。NetflixやDisney+は各サービスの有料プランの契約が必要。<br>
 +
USBドライブやスマートフォン内などの動画ファイルは再生できない。地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送には対応していない。<br>
 +
後部座席のタッチスクリーンは、走行中でも視聴可能。YouTubeアプリを開き、動画内などのリンクをタップすることで、ブラウザのように利用することも可能。「シアター」内にないストリーミングサービスなども利用できる。
 +
 
 +
==ダッシュカムとセントリーモード==
 +
USBフラッシュドライブやSSDを接続することで、車両のカメラのうち4つまたは6つのカメラを使用して走行中および駐車中の動画を録画できる。
 +
===ダッシュカム===
 +
走行中の動画を録画する。HW2.5以上が必要。
 +
===セントリーモード===
 +
駐車中周囲を監視し、脅威の可能性を検出すると録画を開始し、アラートやアラームがオンになる。<br>
 +
録画を行うには、HW2.5以上が必要。<br>
 +
HW2.0では録画は行わず、アラートとアラームのみ。<br>
 +
バッテリー残量20%以下の場合や、ドッグモード、シアターモードがオンの場合は使用不可。<br>
 +
車両がスリープにならず、バッテリー消費が増加するため、注意が必要。<br>
 +
詳細については、それぞれのモデルのオーナーズマニュアルを参照。
 +
 
 +
===使用できるUSBストレージ===
 +
以下の要件に適合するフラッシュドライブの使用が必要です。
 +
*最小ストレージ容量64GB。できるだけ保存領域が多いフラッシュドライブを使用してください。動画は大量の保存領域を占有することがあります。
 +
*4MB/s以上の持続書き込み速度。持続書き込み速度はピーク書き込み速度とは異なることに注意してください。
 +
*USB2.0互換。USB3.0のフラッシュ ドライブを使用する場合、USB2.0もサポートしている必要があります。
 +
===セットアップ(フォーマット)方法===
 +
[https://www.tesla.com/jp/support/car-safety-security-features#dashcam 公式サポート] を参照してください。<br>
 +
コンピューターを使用してフォーマットする場合は、exFAT、FAT32(Windowsの場合)、MS-DOS FAT(Macの場合)、ext3またはext4でフォーマットし、「TeslaCam」フォルダ、および「TeslaTrackMode」フォルダ(装備されていれば)を作成してください。<br>
 +
容量の大きいSSDなどを接続する場合、パーティションを分割することで、音楽ファイルを保存・車内で再生できます。Windowsでパーティションを分割するには、MiniTool Partition Wizardなどサードパーティのソフトウェアが必要です。
 +
 
 +
==不具合とリブート==
 +
===CHAdeMO充電の不具合===
 +
====Power X社の充電器====
 +
Power X社の充電器を利用した車両に不具合が発生したとの報告が複数されている。テスラは、<span style="color:red">'''Power X社の充電器での充電を控えることを推奨'''</span>している。Power X社の充電器で充電をしたことによる故障は、保証対象外となる。
 +
====システム上限電圧が450Vの急速充電設備====
 +
2023年以降に製造されたModel SおよびXは、上限電圧が450Vの急速充電設備では、車両ハイボルテージバッテリーの電圧よりも設備の上限電圧が低いため、充電を開始することができない。
 +
===タッチスクリーンのブラックアウト===
 +
ブラックアウトは、タッチスクリーンに何も表示されなくなる不具合で、通常は操作しなくてもリブートされる。リブート中もオートパイロットを含む走行は可能で、方向指示器などを操作しても音がならなくなり車内からは確認が出来なくなるが、実際には点滅している。
 +
===ファントムブレーキと制限速度===
 +
ファントムブレーキとは、オートパイロットで走行中、前方に障害物がない道路でブレーキがかかる現象。また、トンネル内などでのGPSのズレやナビデータが正確でなかったりする場合などに、オートパイロットの速度設定が制限される場合がある。
 +
===リブート===
 +
音楽が再生されない、タッチスクリーンがフリーズした、オートパイロットが使用できない、などソフトウェアに何らかの不具合が起こった際は、再起動などを行うことで症状が改善することがある。<br>
 +
====タッチスクリーンの再起動====
 +
タッチスクリーンの再起動を行うには、ステアリングホイール(ハンドル)の左右にある、両方のスクロールボタンを、タッチスクリーンが暗くなるまで押し続けます。
 +
====パワーサイクリング====
 +
タッチスクリーンの再起動で症状が改善しない場合は、電源の入れ直しを試すことができます。車がパーキングにシフトしている必要があります。<br>
 +
コントロール(メニュー画面)を開き、「安全」>「電源オフ」をタップし、ノイズが聞こえなくなった後5分以上待ちます。ドアを開けたり、ブレーキやタッチスクリーンに触らないでください。<br>
 +
5分以上経過したら、ブレーキを踏むか、ドアを開けます。
 +
====言語設定の変更によるリセット====
 +
ディスプレイの言語を一度英語に設定し、再度日本語に設定しなおすことで、症状が改善する場合があります。<br>
 +
言語の設定は、コントロール(メニュー画面)を開き「ディスプレイ」から変更できます。
 +
===リコール===
 +
[https://www.tesla.com/ja_jp/support/annual-and-recall-service リコール関連情報 - テスラ公式]
 +
 
 +
==コネクティビティ==
 +
===セルラー===
 +
コネクティビティのサブスクリプションを契約することで、LTEや3G接続を利用できる。日本ではNTTドコモの回線を利用している。<br>
 +
====スタンダード・コネクティビティ====
 +
車両の使用が開始された日から8年間無料で利用できる。ナビゲーションやボイスコマンドなどの利用に必要。2022年7月19日以前に注文された車両では無料で利用可。
 +
====プレミアム・コネクティビティ====
 +
以下のサービスを利用するには、プレミアム・コネクティビティの契約が必要。2019年8月30日以降に注文された車では、車両のディスプレイまたはアプリから登録可能。2019年8月29日以前に注文されたModel S / X と Model 3 ロングレンジ/パフォーマンスでは無料で利用可。
 +
*交通状況の表示
 +
*サテライトビュー(航空写真)
 +
*天気予報と大気質
 +
*目的地の降水状況マップと天気
 +
*モバイルアプリ ダッシュカム ビューア
 +
*ミュージックのストリーミング(スタンダード・コネクティビティでもWi-Fi経由では利用可能)
 +
*ブラウザとシアター(スタンダード・コネクティビティでもWi-Fi経由では利用可能)
 +
有料のストリーミングサービスを利用するには、各サービスのサブスクリプションが必要。
 +
 
 +
詳細については、[https://www.tesla.com/jp/support/connectivity 公式サポート] を参照。
 +
===Wi-Fi===
 +
Wi-Fiアンテナは右側のドアミラー内にあるが、スマートフォンなどよりも感度が悪いためWi-Fiのアクセスポイントなどをある程度車の近くに配置する必要がある。
 +
*2.4GHzのバンド1から11までに対応。2018年2月以降に生産された車は5.6GHz(W56)にも対応。
 +
*WPA / WPA2に対応。
 +
*VPNによる接続の許可が必要(ポート1194)。
 +
*UDPタイムアウトを60秒に設定。
 
<br>
 
<br>
 +
===アプリ===
 +
iOSまたはAndroid用アプリを使い、ロックの開閉や空調の調整、充電の設定、車両のロケーションの確認、サービスの予約などができる。また、Google Mapsアプリなどから場所を車両に共有することで、ナビゲーションの目的地に設定することなどができる。詳細は [https://www.tesla.com/ja_jp/support/tesla-app Tesla アプリ サポート] やオーナーズマニュアルを参照。
 +
===ソフトウェア・アップデート===
 +
OTAによるソフトウェアおよびナビデータのアップデートには、通常Wi-Fi接続が必要。オートパイロットやセキュリティ、その他の機能の改善や強化、修正、追加、ナビデータの更新などが含まれる。過去のリリースノートの詳細などについてはTesla アプリや [https://www.notateslaapp.com/software-updates/ not a tesla app] などを参照。一部機能は日本では実装されていない。アップデートは無料。アップデートは一見正常に完了したように見えても、部分的に失敗していることがある。アップデート後に不具合がある場合は、サービスに連絡してソフトウェアの再インストールをすることができる。
 +
 +
==MCU==
 +
メディア・コントロール・ユニットは、タッチスクリーン、プロセッサ、メモリ、オーディオ サブシステム、アンプ、Wi-Fi、セルラー、Bluetooth、GPS、イーサネットなどを制御するコンピューター。<br>
 +
オートパイロットのコンピューターとは別のコンピューターであるため、MCUの再起動中もオートパイロットを含む走行機能は利用可能。<br>
 +
車両に搭載されたMCUの情報は、タッチスクリーンの「コントロール」>「ソフトウェア」>「追加車両情報」から確認できる。
 +
====NVIDIA Tegra 3 (MCU1)====
 +
2018年3月以前に製造されたモデルS/Xに搭載。<br>
 +
クアッドコアのTegra 3と、メータークラスターには描画エンジンとしてデュアルコアのTegra 2が採用され、計2つのTegraを搭載している。<br>
 +
レトロフィットにより、MCU2へアップグレード可能。詳細は[https://www.tesla.com/jp/support/infotainment こちらを参照]
 +
====Intel Atom E8000 (MCU2)====
 +
64GB eMMCを備え応答性が改善、テスラシアターやアーケードゲーム、Chromiumブラウザなどが利用可能となる。
 +
====AMD Ryzen (MCU3)====
 +
2021年6月1日にオンラインで開催されたAMDのイベントで、モデルS/XにAMDのCPU(AMD Ryzen Embedded APU)とGPU(RDNA 2アーキテクチャ)が採用されたことが発表された。最大10TFLOPSの処理能力となり、より高速で向上した応答性などを持つ。<br>
 +
その後、Ryzenは他のモデルでも採用され、日本では2022年以降に納車された新車に搭載している。<br>
 +
ハイフィデリティ・パークアシストなどが利用可能となる。一部の機能は一部のモデルの一部の期間に生産された車両のみが対応している。<br>
 +
MCU2よりも消費電力が多くなり、航続距離がモデル3の場合で約3.5%減少した。MCU1/2からのアップグレードは不可。
 +
 +
== Teslaストア ==
 +
テスラの初ストアは、2008年にロサンゼルスにオープンした。<br>
 +
2009年6月にヨーロッパ初となるストアをロンドンに、2010年10月に南青山にアジア初となるストアをオープンした。南青山ストアは、2022年3月に新宿に移転した。
 +
 +
*ストア一覧と試乗のご予約は [https://www.tesla.com/ja_JP/findus/list/stores/Japan こちら]
 +
*ポップアップストア、サービスセンターやデリバリーセンターでの試乗、特別試乗などについては、[https://www.tesla.com/ja_jp/japanevents キャンペーン/試乗イベント(テスラ公式)] を参照
 +
 +
== 点検とメンテナンス ==
 +
===自分で点検・メンテナンスを実施する===
 +
テスラは、自身で車両の点検やメンテナンスを行う際の手順についてのガイドを公開している。DIYガイドは[https://www.tesla.com/ja_jp/support/do-it-yourself-guides こちら]
 +
===サービスセンター(SC/SeC)===
 +
スマートフォンアプリより予約が可能。
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/401317 宮城 - テスラセンター仙台]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/fr4YgHZt3TRndTo49 宮城県仙台市宮城野区扇町2-2-13]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/saitamaomiya 埼玉 - 大宮]'''(完全予約制)<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/3FZwmu6fcWHeWarV6 埼玉県さいたま市中央区円阿弥5-8-40]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/chibainage 千葉 - テスラセンター千葉稲毛]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/3iGghhuCLCVKK5RY6 千葉県千葉市稲毛区長沼町307-1]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/tokyoitabashi 東京 - テスラセンター板橋]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/J8m7M4bhSzE3RNj99 東京都板橋区小豆沢3-12-17]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/tokyobay 東京 - 東雲]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/2uzkemnMpEt5Y1Lu8 東京都江東区東雲2-7-20]<br>
 +
A PIT AUTOBACS SHINONOME<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/yokohama 神奈川 - 横浜戸塚]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/NEVhLbuvdHQsS5iK9 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町995-1]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/kawasakitomei 神奈川 - 東名川崎]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/kkTTxP5uFmwgggTA7 神奈川県川崎市宮前区土橋6-10-1]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/aichinagoyaservice 愛知 - 名古屋南]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/HytDDJUZ1ZzE5phw8 愛知県名古屋市南区星崎1-41]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/aichiinazawa 愛知 - 稲沢]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/PAN6E5a8MesqaPJ29 愛知県稲沢市桜木1-10-22]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/teslakyotoservicelite 京都 - 京都四条]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/dtVnRhwjpiM6WevaA 京都府京都市右京区西院安塚町1]<br>
 +
A PITオートバックス京都四条<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/osakatoyonaka 大阪 - 豊中]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/7vT3dmn6VhP77pbk8 大阪府豊中市上津島1-1-20]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/osakakaizuka 大阪 - 貝塚]'''(完全予約制)<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/1uvkY1CDPeWZhpCo9 大阪府貝塚市小瀬391-1]
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/415260 大阪 - テスラセンター堺]'''<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/ugi9ufSP1QtTaqW48 大阪府堺市北区中百舌鳥町2-323-1]
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/teslahiroshima1chome15koiue 広島 - 広島己斐]'''(完全予約制)<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/sz6bcPMJkPVprfJRA 広島県広島市西区己斐本町1-15-4]<br>
 +
 +
'''[https://www.tesla.com/ja_jp/findus/location/service/FukuokaServiceCenter 福岡 - 春日]'''(完全予約制)<br>
 +
[https://maps.app.goo.gl/MaDpyDw6W5sRx49N6 福岡県春日市桜ヶ丘8-87]<br>
 +
 +
サービスセンターやTesla認定ボディショップでは、必要に応じて車両への充電などが行われる場合がある。<br>
 +
特定整備作業協力板金工場や、車検整備協力板金工場などについては、[https://www.tesla.com/ja_JP/findus/list/services/Japan こちらを参照]<br>
 +
対応する地域では、サービスセンターへの入庫が不要な整備は別途出張料金を支払うことで、モバイルサービスにより車庫や勤務先などの指定した場所での整備も可能。<br>
 +
===緊急サービス===
 +
緊急時には、24時間365日対応の [https://www.tesla.com/jp/roadside-assistance ロードサイドアシスタンス] に連絡できる。
 +
===Tesla認定ボディショップ===
 +
[https://www.tesla.com/ja_jp/support/body-shop-support こちらを参照]
 +
*[http://tohnichi-union.com/ トーニチユニオンサービス] などでは、ボディやホイール用のタッチアップペンも販売している。
 +
 +
==InsureMyTesla==
 +
テスラ専用に用意された自動車保険。日本でも提供されている。詳細は[https://www.tesla.com/ja_jp/support/insuremytesla こちらを参照]
 +
===Tesla Insurance===
 +
テスラは2019年8月、カリフォルニア州でテスラ車向けの保険の提供の開始を発表した。ドライバーの運転行動を採点した「安全性スコア」を車両から取得し、毎月の保険料に反映する。事故歴や年齢などは考慮されない。2023年7月現在も一部の地域でのみ提供されており、日本国内では提供していない。
 +
 +
==アフターパーツ==
 +
===[https://shop.tesla.com/ja_jp Tesla オフィシャルショップ]===
 +
テスラ用アクセサリーや一部のスペア部品などは、テスラオフィシャルのオンラインショップで購入できる。
 +
===国内===
 +
'''[https://www.tbrinc.jp/index.html  TBR]'''<br>
 +
大阪のTesla認定ボディショップであるビーライトにより設立されたTBRでは、多くのテスラ用のオリジナル製品を販売している。
 +
 +
'''[https://ducatism.com/collections/tesla DUCATISM]'''<br>
 +
テスラオーナーが経営するDUCATISMでは、アメリカのテスラショップで販売されている商品などを輸入し販売している。
 +
 +
その他、amazon.co.jpなど
 +
===海外===
 +
海外のサイトから製品を購入する場合、カーペットなどは左ハンドル車専用の製品が多い。また、フォグランプやテイルランプなど車検に不合格となる製品なども販売されているため、注意が必要。
 +
====アメリカ====
 +
'''[https://abstractocean.com/ Abstract Ocean]'''
 +
 +
'''[https://www.rpmtesla.com/ RPM’s TESLA Accessories]'''
 +
 +
'''[https://getjeda.com/ Jeda Products]'''
  
=== 新車・認定中古車の比較 ===
+
'''[https://rimetrix.com/ Rimetrix]'''<br>
<br>
 
'''新車・在庫車'''<br>
 
メリット→補助金が活用出来る、保証期間が長い(車両保証4年/ドライブトレーン保証8年)、好きなグレード・オプションを選択出来る、最新の構成が手に入る、紹介コードによって1500kmの無料充電が貰える <br>
 
デメリット→モデルによっては納期が長い、時期次第では補助金の申請が間に合わない可能性もある、公式の価格変動に振り回される事もある<br>
 
<br><br>
 
'''在庫車は距離を走っていたり、デモ車両という記載があった場合、補助金が受けられない場合が多いので必ず問い合わせで確認しておく事をお勧めします。<br>
 
'''<br>
 
'''認定中古車'''<br>
 
メリット→FSDなどが付いて新車と比べて安い場合がある、認定中古車なので安心、保証が付いている、状態が市場中古に比べてある程度保証されている<br>
 
デメリット→保証期間が新車と比べると短い、紹介コードが使えない、補助金が使えない、中古車なのに現車確認をさせて貰えない<br>
 
<br>
 
他にも市場の中古車や個人売買などの方法もありますが、どれもテスラのサービスセンターに持っていくことによってアプリ利用によるアカウント紐付け・新車保証の継承が可能です。<br>
 
'''以前話題になっていたFSDの没収事例は日本では報告されていません、FSDは車両に紐付いているため基本的には譲渡可能です。'''<br>
 
前オーナーのカスタム内容次第ではサービスセンターの入庫拒否される場合があるので、購入前にはよく確認しておく事をお勧めします。<br>
 
<br>
 
  
=== オプションについて ===
+
その他、amazon.comなど
<br>
+
====中国====
塗装色や内装色はお好みでお選びください。テスカスフォーラムに[https://teskas.net/model3-statistics-japan/ モデル3オーダー統計]があります。<br>
+
'''[https://www.taptes.com/ TAPTES]'''<br>
'''ホイールについては一点注意事項があります。大径ホイールは乗り心地の変化だけでは無く、電費が多少なりとも悪化します。''' <br>
 
<br>
 
テスラは外装色・内装色・ホイールデザインといった一般的なオプションの他に、完全自動運転対応オプションが設定されています。<br>
 
'''完全自動運転オプションを付けることによって、オートレーンチェンジ・サモン・パーキングアシストの3点が『現在は』利用することが可能です。'''<br>
 
将来的にはシグナル認識ストップやNoAP、スマートサモン、そしてFSD(自動運転)といった機能に対応予定ですが、現在は利用することができません。<br>
 
また、完全自動運転のオプションは定期的に価格が上昇しており、日本では現在87万円ですが将来的には更なる値上げが示唆されています。<br>
 
予め付けておくか、後から付けられるからとりあえず保留にしておくか、懐事情と相談して検討しましょう。<br>
 
<br>
 
  
=== 自宅への充電器設置について ===
+
'''Ali Express'''<br>
<br>
+
ECサイト。様々なアフターパーツなどを安価で入手できるが、問題のある製品なども販売されているため注意が必要。また、配送には時間がかかる。
ウォールコネクターなどの電気工事業者をテスラが紹介してくれます。<br>
+
===アフターパーツによるよくあるトラブル===
これは以前無償で行っていたサービスですが現在は有償です、ケーブルを引き回す距離や設置アンペアによって金額は上下しますが基本的には15万円~20万円ぐらいです。(本体別)<br>
+
*オートフランク
自宅屋外コンセントがある場合は、100V/200V問わずテスラ モバイルコネクター(別売)を刺すだけで充電が可能です。<br>
+
故障した場合にフランクを開けなくなることがある。また、12Vバッテリーなどがテスラ保証対象外となる。
<br>
+
*エアコンフィルター
=== 急速充電・充電カードについて ===
+
純正品以外のエアコンフィルターなどは、エアコンが効きにくくなったり故障の原因となる場合がある。
<br>
+
*シートカバー
アカウント情報にクレジットカードを登録するだけでテスラ スーパーチャージャーが利用可能です。<br>
+
カビが発生することがある。
さて、テスラは充電カードサービスを既に終了しており、テスラオーナーがNCS加入(現eMP)のCHAdeMOステーションを利用したい場合は日産の[https://www.nissan.co.jp/EV/CHARGE_SUPPORT/ZESP3/ ZESP3プラン]加入がお薦めです。<br>
+
*カーテシランプ
これは加入に車両・メーカー指定が無く、日産ディーラーに行くことによって加入が可能ですので、充電環境として必要に感じられる方は作っておくことをお勧めします。
+
接続不良の場合に、ドア開閉時に窓ガラスが下がらなくなり、ドアの開閉が不可能となる。そのままドアを閉めようとすると、窓ガラスやモールが破損する。
<br>
+
*ホイールとルーフボックス
また、エコQ電に会員登録しておくと年会費無料にも関わらずお得に充電出来るスポットがありますのでこれも併せて活用しましょう。
+
ホイールの変更やルーフボックスの装着は空力性能に影響するため、電費と航続距離に影響する。大幅に航続距離が短くなる場合もあるため、注意が必要。
<br>
+
*OBDポート
 +
OBDポートに社外品を接続し不具合が発生した場合、タッチスクロールがブラックアウトしたり走行できなくなる場合がある。
  
=== 納車について ===
+
==Energy==
<br>
+
===PowerWall===
車両を購入したら納車場所を選択することが出来ます。基本的にはサービスセンターやショールームでの納車になりますが、自宅まで陸送手配する事も可能です。<br>
+
家庭用蓄電池。<br>
陸送は基本有償になっており、10万円~の陸送費がユーザー負担になります。<br>
+
[[パワーウォール|こちらのページを参照。]]
初期不良確認の為の[https://drive.google.com/file/d/1NvbHQtABg2S9RAwDT3q5RUW4U5Dd8MIe/view 納車時チェックリスト]というものを有志が作成しているので、リストを参考に新車状態での不具合をチェックしておくのもいいかもしれません。<br>
+
===Megapack / Powerpack===
<br>
+
商業・産業用または電力系統用のオールインワンの大型蓄電システム。<br>
<br>
+
システムには、バッテリモジュール、双方向インバータ、温度管理システム、および制御機構が含まれ、ソフトウェアにより市場およびサイト固有の条件を自動的に分析する。<br>
 +
電力需要と再生可能エネルギーの出力の変動、夜間や悪天候、停電時などの用途に対応し、化石燃料を再生可能エネルギーに置き換える。<br>
 +
日本でも、[https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/tikudenntivpp.pdf 近畿日本鉄道] など様々な企業が導入している。<br>
 +
Megapackは各ユニットで2.6MWhのエネルギーを蓄電し、1時間あたり平均3,600世帯に電力を供給可能。2022年にはLFPバッテリーを採用し、各ユニットの蓄電容量は3.9MWhとなった。Powerpackよりもエネルギー密度が約60%高い。
 +
===Solar Roof===
 +
2016年10月に発表された、家庭用の屋根と一体型の太陽光発電システム。<br>
 +
建物の景観を損ねず、標準的な屋根タイルの3倍以上の耐久性を持つ。<br>
 +
改良を繰り返し徐々に生産されているが、量産と国外への販売計画は遅れている。2023年3月に西インド諸島のネビス島へ設置され、初めての国外での設置となった。
 +
===Solar Panels===
 +
既存の屋根用の薄型ソーラーパネル。<br>
 +
目に見えるグリッドをなくしエッジを隠すことで、景観に配慮している。
 +
==Semi==
 +
2017年11月に発表されたクラス8のセミトラック。<br>
 +
2020年に生産を開始する予定だったが計画は度々延期され、2022年10月よりギガ・ネバダ近くの施設で少数生産を開始した。2022年12月1日にはネバダでデリバリーイベントを開催、ペプシコとフリトレーが最初の顧客となった。<br>
 +
航続距離は37トン積載(最大積載)した状態で483kmと804kmの2グレードが計画されている。<br>
 +
804kmグレードでは約900kWhのバッテリーを搭載し、1マイル(1.609km)あたり1.7kWhの効率、V4スーパーチャージャーにより30分で70%充電可能とされている。<br>
 +
モーターは、高速道路ドライブユニットと2つのアクセラレーションドライブユニットを搭載し、最大積載時の0 - 96.5km/h加速は20秒。<br>
 +
インテリアは中央に運転席を配置し、ステアリングホイール(ハンドル)の両側に横型のディスプレイが配置される。
  
== テスラを購入する上で受けられる補助金(2021年版) ==
+
==Robot==
<br>
+
===Tesla Bot (Optimus)===
<br>
+
2021年8月に開催された「Tesla AI Day」で開発が発表されたロボット。<br>
== フェイクニュース ==
+
FSDコンピューターなど、テスラ車の技術やセンサーを使用。身長約173cm、体重約57kgで、最大約20kgの物を運び、人間並みの手作業が可能。<br>
=== 航続距離・バッテリーについて ===
+
早ければ2025年に生産を開始する予定。
==== 電気自動車の航続距離は表記されているより短い ====
+
===Robotaxi (Cybercab)===
電気自動車の航続距離を表す基準はJC08、WLTP、EPAなどがありますが、EPA基準は実際に走行できる距離に非常に近いです。異なる基準をまたいで航続距離の比較を行なっているメディアなどもありますので、注意が必要です。
+
2024年10月に開催された「We, Robot」でRobovanと共に発表された。ハッチバックを持つ小型で2人乗りの車両。ハンドルやブレーキのない自律運転車。Cybertruckに似た外観をしている。
 +
===Robovan===
 +
14人から20人程度が乗車可能。ハンドルやブレーキのない自律運転車。
  
==== バッテリーはすぐに劣化し航続距離は大幅に短くなる ====
+
== 工場 ==
たしかにバッテリーは劣化しますが、運用に支障が出るほどの急激な劣化はしません。車両は通常約13万から20万マイル(約209,214kmから321,868km)の走行後に廃棄されますが、テスラの車両データによると、この走行距離を達成したテスラ車両でバッテリーの劣化が見られたのは10%以下でした。また、バッテリーは8年間または一定距離を走行するまでに(モデルによって保証される走行距離は異なります)バッテリー容量が70%を下回る場合、テスラの保証が適用となります。特に新車から1年目あたりは一番劣化幅が大きいですが、大体10万kmで10%程度の劣化だと思っておけば大丈夫です。その後は更に劣化のペースが緩やかになります。
+
日本で販売されている車両は、Model S / X、および2020年以前に販売されたModel 3はTesla Fremont Factory(アメリカ)製、2021年以降に販売されたModel 3とModel YはGiga Shanghai(中国)製となっている(一部例外あり)。
  
==== 電気自動車は火災のリスクが高い ====
+
車両の製造された工場は、車両識別番号(VIN)の11桁目から調べることができる。
2012年から2019年の間に起こったテスラ車両の火災は、走行距離1億7,500万マイル(281,635,200km)あたり約1件です。一方、全米防火協会(NFPA)と米国運輸省のデータによると、米国で起こった内燃機関車の火災は、走行1,900万マイル(30,577,536km)あたり1件です。
+
*F = Tesla Fremont Factory
 +
*C = Giga Shanghai
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*B = Giga Berlin
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*A = Giga Texas
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*N = Giga Nevada
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<br>
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===Tesla Fremont Factory===
 +
カリフォルニア州フリーモントの自動車工場。<br>
 +
この工場は、1960年にGMフリーモントとして完成し、1984年から2010年3月まではトヨタとGMの合弁会社であるNUMMIの工場となった。<br>
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テスラは当初ニューメキシコ州アルバカーキに14,500平方メートルの生産施設を建設することを計画していたが断念。<br>
 +
テスラとトヨタは、テスラが電気自動車とそのコンポーネントの製造と開発を支援するパートナーシップを結び、契約の一環としてテスラが4200万ドルで工場の大部分を購入した。<br>
 +
2010年10月に正式に工場を開設し、2012年6月にテスラフリーモント工場で開催された特別イベントで最初のモデルSを納車した。<br>
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511,000平方メートルに拡張し、モデルS、X、3、Y を製造している。年間生産台数は65万台。
 +
===Giga Nevada===
 +
ギガファクトリー1とも呼ばれる、ネバダ州ストーリー郡のバッテリー生産拠点。<br>
 +
パナソニックとの協力により、工場の建設は2014年後半に開始され、段階的にオープン。<br>
 +
年間105GWhのバッテリーセル、150GWhのバッテリーパックの生産を予定していたが、2016年以降は拡張計画が凍結されており約30%しか完成していない。<br>
 +
パナソニックは2021年に100億円以上の投資によりラインを追加、生産能力が強化され、年間生産能力は14ラインで39GWhとなった。<br>
 +
ドライブユニットも製造している。
 +
===Giga New York===
 +
ギガファクトリー2とも呼ばれる、ニューヨーク州バッファローの工場。<br>
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2014年9月にSolarCityによって建設が開始されたが、SolarCityは2016年にテスラに買収された。<br>
 +
2017年8月に完全に稼働し、ソーラーパネルのほか、一部のエネルギーストレージ製品、スーパーチャージャーなども製造している。
 +
===Giga Shanghai===
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ギガファクトリー3とも呼ばれる、中国・上海の自動車工場。<br>
 +
2019年1月に着工し、同年12月には納車を開始した。<br>
 +
モデル3、Yを製造し、年間生産台数は75万台。<br>
 +
上海では2021年にスーパーチャージャー・ファクトリーも稼働を開始。
 +
===Giga Berlin===
 +
ドイツ・ブランデンブルクの工場。<br>
 +
2020年初頭に着工。2022年に稼働を開始。<br>
 +
モデルYを製造する。
 +
===Giga Texas===
 +
テキサス州オースティンの工場。テスラ本社の敷地ともなっている。<br>
 +
2020年7月に着工。2022年に稼働を開始。<br>
 +
モデルY、サイバートラック、4680バッテリーを製造する。
 +
===Gigafactory Mexico===
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2023年3月のInvestor Dayにて、メキシコ・ヌエボ・レオン州に建設予定と発表されたが、その後計画は進んでいない。
 +
===Tesla Kato Road===
 +
カリフォルニア州フリーモントの工場。<br>
 +
4680バッテリーセルを生産。
 +
===Megafactory===
 +
カリフォルニア州サンホアキン郡ラスロップの工場。<br>
 +
2022年にオープンし、LFPバッテリーによるMegapackを製造。
 +
===Megafactory Shanghai===
 +
中国・上海に建設予定の工場。
  
=== CO2排出量について ===
+
その他の工場など、詳細は[https://www.tesla.com/ja_jp/manufacturing ものづくり - Tesla] や、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_Tesla_factories Wikipedia] などを参照。
==== 火力発電の電力で走行するため電気自動車は気候変動対策に効果的でない ====
 
発電所でのCO2排出量も内燃機関車より電気自動車の方が少ないです。また、ほとんどの内燃機関車(乗用車)の燃料使用量は、企業の正式発表よりも40%多く、石油の採掘や輸送、精製プロセスの中で発生する二酸化炭素が通常無視されています。さらに、現在は環境省から補助金を受けるには家庭/事務所等の電力を再生可能エネルギー100%のプランへ変更する必要があります。燃料電池車については二次電池式電気自動車よりも効率が悪く、特に現在の水素は天然ガスから作られているため、ガソリン車とあまり変わりません。
 
  
=== オートパイロットについて ===
+
==関連する主な企業==
==== 自動運転のレベル ====
+
===SolarCity===
いくつかの他メーカーが特定条件下で手放し運転可能な「レベル3」の自動運転機能等が使える車が発売されています。これは「レベル2」であり手放し運転不可能なテスラのオートパイロットより高機能に聞こえますが、実際の違いはドライバーが前方を監視しているか認識するシステムがあるかどうかです。また、「高速道路で渋滞時のみ使用可能」など条件が非常に限定されている場合もあります。テスラの完全自動運転機能はアップデートにより、将来的にほとんどの条件下で機能するようになります。
+
カリフォルニア州フリーモントに本社を置き、太陽光発電サービスや関連商品の販売・設置を行っていた企業。2006年7月にPeter Rive氏とLyndon Rive氏によって設立された。ソーラーパネルのリース販売に重点を置き、米国で最大の住宅用太陽光発電設置業者となっていたが、2016年にテスラに買収された。テスラはこの買収による事業拡大のため、2017年2月に社名をTesla MotorsからTeslaへと変更した。
 +
===Lucid Motors===
 +
カリフォルニア州の電気自動車会社。Chief Vehicle EngineerとしてModel Sの開発を手がけたPeter Rawlinson氏が、CEO兼CTOを務める。
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===Redwood Materials===
 +
ネバダ州の会社。リチウムイオン電池をリサイクルし、電池材料を生産する。J. B. Straubel氏が設立し、CEOを務める。
 +
===バッテリー サプライヤー===
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====Panasonic====
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*18650 NCA
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:日本で製造。第1世代ロードスター、モデルSおよびX
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*2170 NCA
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:主にギガ・ネバダで製造。主にテスラ・ファクトリー製モデル3およびモデルY、ギガ・ベルリン製モデルY
 +
====LG Chem's LG Energy Solution====
 +
*2170 NCM
 +
:主にギガ・シャンハイ製モデル3およびモデルY、ギガ・ベルリン製モデルY
 +
====CATL====
 +
*LFP
 +
:RWD(ロングレンジを除く)のモデル3およびモデルY
 +
====BYD====
 +
*LFP
 +
====EVE Energy====
 +
*LFP
  
==== 事故 ====
+
==リンク==
実際にオートパイロット使用中に起きた事故もありますが、手動運転中に起きた事故だったにも関わらず、「オートパイロット使用中だった」、「オートパイロットを解除できなかった」、「車が勝手に加速した」等とドライバーが話すことはよくあります。この場合ドライバーの話はすぐに報道されますが、実際には手動運転中だったという結果はほぼ報道されません。
+
*[https://teskas.net/ テスカス]
 +
*[https://teskas.net/line/ Tesla ご紹介プログラムのリンク]
 +
<br>
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====Tesla 公式====
 +
*[https://www.tesla.com/ja_jp/ tesla.com]
 +
*[https://www.tesla.com/jp/firstresponders オーナーズマニュアル・緊急時対応]
 +
*[https://www.tesla.com/ja_jp/support/do-it-yourself-guides 自分で点検・メンテナンスを実施する]
 +
*[https://www.tesla.com/ja_jp/support/service-portal サービス ポータル]
 +
*[https://www.tesla.com/jp/support カスタマーサポートおよび製品サポート]
 +
*[https://youtube.com/tesla YouTube]
 +
*[https://page.line.me/?accountId=xuw3644e Tesla Japan LINE公式アカウント]
 +
*[https://www.instagram.com/teslamotors/ instagram]
 +
<br>
 +
====Tesla Owners Club====
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*[https://tocj.jp/ Tesla Owners Club Japan (TOCJ)]
 
<br>
 
<br>
 +
====News Sources====
 +
*[https://cleantechnica.com/ CleanTechnica]
 +
*[https://electrek.co/ Electrek]
 +
*[https://insideevs.com/ InsideEVs]
 +
*[https://www.notateslaapp.com/ not a tesla app]
 +
*[https://blog.evsmart.net/ EVsmartブログ by ENECHANGE]
 +
*[https://evcafe.jp/articles/ EV cafe]
 +
*[https://www.eco-revo.blog/ エコレボ]
 +
*[https://ev2.nissan.co.jp/LIST/index.html 日産 電気自動車(EV)総合情報サイト]
 
<br>
 
<br>
 +
====フルスクリーン====
 +
*[[フルスクリーン]]

2025年11月26日 (水) 04:25時点における最新版

テスラ(英: Tesla, Inc. NASDAQ: TSLA)は、アメリカ合衆国を拠点に、二次電池式電気自動車(BEV)と電気自動車関連製品、エネルギーを蓄電する製品(ESS)やAIなどを開発・製造・販売している会社である。

テスラの歴史

この項目は書きかけです。

  • 2003年7月1日 Martin Eberhard氏とMarc Tarpenning氏により、テスラモーターズ設立。数ヶ月後Ian Wright氏が3人目の社員として参加。
  • 2004年2月 Elon Musk氏が650万ドルを出資。最大株主となり、取締役会会長に就任。
  • 2004年5月 J.B.Straubel氏がCTOに就任。以上5名が共同創業者となる。
  • 2006年7月 Roadster(第1世代)発表。
  • 2007年12月 Ze'ev Drori氏がCEOに就任。
  • 2008年 Roadster(第1世代)生産開始。
  • 2008年2月 最初のRoadsterを納車。
  • 2008年10月 Elon Musk氏がCEOに就任。
  • 2009年3月 Model Sのプロトタイプを公開。
  • 2010年5月 Tesla Fremont Factoryを購入。
  • 2010年6月 Tesla Motors Japan合同会社設立。テスラジャパンを通称とし、公式に用いる。
  • 2010年6月 NASDAQにてIPO。
  • 2012年1月 Roadster(第1世代)生産終了。Model Sをローンチ。
  • 2012年2月 Model Xのプロトタイプを公開。
  • 2014年9月 オートパイロット(HW1)搭載車の納車を開始。以降の全ての車両はオートパイロットを搭載。
  • 2015年4月 PowerwallおよびPowerpackを発表。
  • 2015年9月 Model Xの納車を開始。
  • 2016年3月 Model 3のプロトタイプを公開。
  • 2016年10月 オートパイロット Hardware 2を発表。エンハンストオートパイロット、2017年末に予定する完全自律運転、自動接続機能のあるスーパーチャージャーなどを発表。
  • 2017年2月 社名をTeslaに変更。
  • 2017年11月 SemiおよびRoadster(第2世代)のプロトタイプを公開。
  • 2018年11月 米証券取引委員会との合意により、Elon Musk氏が会長を辞任。Robyn Denholm氏が会長に就任。
  • 2019年3月 Model Yのプロトタイプを公開。
  • 2019年11月 Cybertruckのプロトタイプを公開。
  • 2020年3月 100万台目の車両を生産。
  • 2021年1月 Model S / X (Palladium)を発表。
  • 2021年6月 Model S Plaidの納車を開始。
  • 2021年12月 本社をテキサス州オースティンへ移転。
  • 2022年8月 ギガ・シャンハイでの100万台目の車両を生産。
  • 2023年2月 カリフォルニア州パロアルトにエンジニアリングのグローバル本社を設置。
  • 2023年5月12日 日本向けModel S / X (Palladium)の受注を開始。
  • 2023年8月 Model 3 (Highland)を発表。
  • 2023年9月 500万台目の車両を生産。
  • 2023年12月 Cybertruckの納車を開始。
  • 2024年5月20日 Tesla Motors Japan合同会社は、社名をTesla Japan合同会社に変更。
  • 2025年1月 Model Y (Juniper)を発表。
  • 2025年3月31日 日本向けのModel S / Xの生産を終了。
  • 2025年6月 招待制でRobotaxiサービス(従業員による監視付き)を開始。
  • 2025年8月 中国でModel YLの受注を開始。

FAQ

どんなところが魅力的?

  • 安全性能
  • 航続距離
  • ADAS(先進運転支援システム)
  • 無料のOTAソフトウェアアップデート
  • 優れたバッテリーマネジメントシステムによる、劣化しにくい水冷バッテリー
  • 電池式電気自動車(BEV)の魅力
    • 加速性能
    • 騒音や振動の少なさ
    • ゼロエミッション(排気ガスゼロ)
    • 自宅または勤務先、事業所等での基礎充電によるガソリンスタンドでの給油の不要化
    • 基礎充電による電費の良さ
    • 補助金や自動車税の安さ
    • 車内空間の広さ
    • 低重心設計による安定性の高さと横転リスクの低さ
    • 火災リスクの低さ
    • 乗車前等にアイドリングなしで空調オン
    • 立ち往生時等、排気ガスによる一酸化炭素中毒リスクなし

などが挙げられます。

日本で購入できるモデルはどれ?

2025年9月現在、日本で新車を購入できるモデルは、Model 3 と Model Y のみとなっている。Model S と Model X は中古車を購入できる。

試乗はどうやってする?

ストア一覧と試乗のご予約は こちら。ポップアップストアやサービスセンターでの試乗、特別試乗などについては、キャンペーン/試乗イベント を参照。

購入はどうやってする?

新車は、テスラオーナーのご紹介プログラムのリンク またはテスラ公式ホームページより購入できる。ご紹介プログラムを利用して購入すると、双方が得点を獲得できる。詳細はこちらを参照
車に関するアクセサリーなどは、Tesla オフィシャルショップ で購入可能。
テスラは直接販売を行なっているため、ディーラーはない。また、テスラは新車や在庫車に関して、価格交渉は受け付けていない。

航続距離は?

航続距離はモデルやグレード、年式などにより異なる。詳細は 公式ホームページ などを参照。

充電方法は?

自宅または勤務先、事業所など普段の車庫にEV用200Vコンセントまたは普通充電器を設置することで、基礎充電ができる。EV用100Vコンセントでも充電可能であるが、走行距離によって一晩では十分に充電出来ない可能性もある。
外出先での充電は、テスラ・スーパーチャージャーや、NACS規格の公共充電設備(Model S / X / 3では2020年10月以降に生産された車両のみ対応)、公共の普通充電設備(アダプター等が必要)等で充電できる(ロードスターを除く)。CHAdeMO規格の急速充電設備での充電には専用アダプターが必要だが、テスラでは2024年7月に販売を終了し、取り扱っていない。
充電時間などの詳細は#充電と高電圧バッテリーを参照。
EV用でないコンセントや延長コード、社外品の充電ケーブルの使用などは、火災の原因となることがある。

料金が一番安価な充電方法は?

基本的には基礎充電が一番安くなる。また、電力会社を見直しEV所有者向けのプランなどに切り替えることで、大幅に電気料金を節約できる。
再生可能エネルギーの電力会社、プランの詳細などはEV充電エネチェンジ などを参照。

ガソリンでも走れる?

ガソリンでは走行不可。

自宅で充電するとブレーカーが落ちる?

車内タッチスクリーンやアプリなどで、充電予約をすることで就寝中等電力使用量が少ない時間帯に充電したり、充電速度を下げることもできる。

基礎充電なしで運用可能?

自宅や勤務先の近くにテスラ・スーパーチャージャーやNACS規格の公共の急速充電設備がある場合は、急速充電のみでも運用可能ではあるが、充電にかかる料金は高額となり、電気自動車の充電にはガソリン車の給油よりも時間がかかる。特にLFPバッテリーを採用する車両では、通常走行であっても週に一度は100%まで充電することが推奨されているが、充電速度はバッテリー残量が増えるに従って遅くなる。
集合住宅などでも管理組合や大家さんの理解を得ることで充電設備を設置できる。エネチェンジYourStandEllaWeCharge などが、課金システムを備えた普通充電器やサービスを提供している。

保証やバッテリーの劣化は?

保証についての詳細は、こちらを参照
バッテリーは容量が70%を下回る場合、テスラの保証が適用となる。テスラ公式によると、車両は通常約13万から20万マイル(約209,214kmから321,868km)の走行後に廃棄されるが、テスラの車両データによると、この走行距離を達成したテスラ車両でバッテリーの大幅な劣化が見られたのは10%以下だった。

テスラの高電圧バッテリーは、ガソリン車が経年劣化により燃費が悪化するように、運用に支障が出るほどの急激な劣化はしません。また、バッテリーが劣化すると電池容量は減少しますが、電費は悪化しません。新車から一年目あたりは劣化幅が大きく、三年後までに6から8.5%程度劣化し、その後は劣化のペースが非常に緩やかになると言われています。大体10万kmで10%程度の劣化だと思っておけば大丈夫です。

急速充電するとバッテリーが劣化する?

テスラ車は水冷式の高電圧バッテリーやバッテリーマネジメントシステムにより、日常的に急速充電を行ってもバッテリーの劣化にはほとんどまたは全く影響がないと言われている。

航続距離は表記されているより実際は短い?

電気自動車の航続距離を表す基準はJC08、CLTC、NEDC、WLTP、EPAなどがあり、基準により結果は大きく異なる。EPA基準は実際に走行できる距離に近い。また、日本のWLTCと欧州のWLTCの値では基準が異なり、比較ができない。また、EPAの基準も以前よりも厳しくなっているため、違う年式の車両は比較できない場合がある。航続距離を比較するためには、同じ基準で比較する必要があるが、異なる基準をまたいで比較が行われている場合もあるため、注意が必要。
また、テスラの車内タッチスクリーンやスマートフォンアプリに表示される航続距離はテスラの基準により計算されているが、外気温が低い場合や登り坂、短距離の走行などでは電費が悪化し、航続距離は短くなる。ナビに目的地をセットすることにより、標高の高低差や風向きなどを考慮し、目的地までの詳細なバッテリー消費を予測可能。

ナビは付属している?

2025年9月現在、新車で購入する場合は、車内タッチスクリーンで車両の使用が開始された日から8年間無料でGoogle Mapを利用できる。交通状況の表示やサテライトビュー(航空写真)などを利用するにはプレミアムコネクティビティが必要(Wi-Fi接続では利用不可)で、2025年10月までは月額990円、2025年11月以降は月額1,990円で利用できる。

オートパイロットは、ハンズオフやアイズオフに対応している?

対応していない。

Apple CarPlayやAndroid Autoに対応している?

対応していない。

ゼロエミッション車(ZEV)とは?

排気ガスを一切排出しない自動車。排気ガスによる大気汚染は気候変動のほか、認知能力の低下や認知症リスクの増加、暴力事件やうつ病発症リスクの増加などメンタルヘルスへの影響など、様々な悪影響がある。

火力発電の電力で走行する場合、電気自動車は気候変動対策に効果的でない?

火力発電75%の電力で、発電所での二酸化炭素(CO2)排出量や送電ロスを計算しても、内燃機関車やハイブリッド車より電気自動車の方が排出量が少ない。ほとんどの内燃機関車(乗用車)の燃料使用量は企業の正式発表よりも40%多い。また、石油の採掘や輸送、精製などで発生するCO2などが通常無視されている。
さらに、基礎充電の電力契約を再生可能エネルギーのプランへ変更したり、再生可能エネルギーを利用した充電設備を利用することで、CO2排出をゼロにできる。詳細は EVsmartの記事AFPBB Newsの記事 などを参照。

電力不足のため、電力不足に悪影響?

電力不足時は、電力のピーク時間帯を避けて充電することもできる。
石油生産などでは電力も使用されるため、内燃機関車の走行に必要な電力は、電気自動車の半分に達する。また、電気自動車は内燃機関車に比べ消耗品が少なく、内燃機関車に必要な消耗品の製造に使用されている電力が減少する。

電気自動車は寒さに弱い?

電気自動車は内燃機関車と同様、寒さにより効率が悪化するため航続距離は少し減少し、充電を行うためにはバッテリーの加熱が必要となる。ただし、近年の電気自動車はヒートポンプの採用などの改良により、寒冷地での効率も大幅に改善されている。内燃機関車のようにエンジンがかからなくなる心配はなく、事前にアプリなどから暖房やデフロストをつけておくことで雪や凍結を溶かす時間を短縮できる。北欧は電気自動車の普及率や再生可能エネルギー率の高さで有名である。

電気自動車は大雪の立ち往生で危険?

2000ccクラスのガソリン車がタンクに30リットルのガソリンが残っていたとして、約24時間でガス欠するのに対し、電気自動車で仮にエアコンの消費電力が800W、バッテリー残量が20kWhの場合、25時間後に電欠となる。内燃機関車などの排気ガスが車内に充満することで起こっている一酸化炭素中毒による死亡事故のリスクもなく、エアコンよりも消費電力が大幅に少ないシートヒーターやステアリングヒーターを活用することで、さらに電欠までの時間を伸ばすこともできる。詳細は、EVsmartの記事AFPBB Newsの記事 などを参照。

納車までの流れ

注文を完了すると、RNから始まる予約番号(Reservation Number)が割り当てられる。
注文時に表示されている納車時期はおおよその目安であり、大幅に遅れることも多い
納車時期が近づくと注文の変更ができなくなり、車両識別番号 (Vehicle Identification Number / VIN) が割り当てられる。
納車場所は基本的にはサービスセンターやストア等での納車になりますが、自宅まで有償(10万円~)の陸送を手配する事も可能。

補助金について

補助金は、地域や納車の時期などによって条件や金額、申請方法が変わります。補助金額はテスラホームページのそれぞれのモデルの注文画面に表示されます。
申請方法については納車時などにテスラから案内がありますが、購入手続き前に申請が必要な地域などもありますので、ご注意ください。また、補助金は年度毎に予算の上限が決まっており、打ち切りとなる可能性があります。

TPMSとは?

テスラは日本で販売する車両でもTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を採用しています。タイヤ交換等の際はTPMSセンサーを一緒に取り替える必要があります。

その他のよくあるEV懐疑論について

その他のよくあるEV懐疑論に対するFAQは、エコレボの記事 などを参照してください。

モデルとグレード

各モデルの主な特徴

Model S

  • 5ドア リフトバックのラグジュアリー カー
  • テスラ車の中で最大の航続距離と加速性能
  • パノラマガラスルーフ(一部車両を除く)
  • エアサスペンション(一部車両を除く)
  • 2025年3月31日 日本向けの生産を終了

Model X

  • 5ドア ラグジュアリー SUV
  • Model Sと共通の車台
  • パノラマフロントガラス
  • ファルコンウィングドア
  • エアサスペンション(一部車両を除く)
  • 最大7人乗りのシートレイアウト(オプション)
  • 2025年3月31日 日本向けの生産を終了

Model 3

  • セダンタイプのコンパクト エグゼクティブ カー
  • テスラ車の中で最高の電費性能
  • ガラスルーフ

Model Y

  • 5ドア コンパクト SUV
  • Model 3と共通の車台
  • パノラマガラスルーフ


寸法

寸法は各モデルのオーナーズマニュアル の仕様 → 寸法より確認できる。
テスラ車は横幅が広く重量が大きいため、機械式駐車場などは利用できない場合がある。

グレード

RWD(リアホイールドライブ)
1つのモーターによる、後輪駆動。

AWD(オールホイールドライブ)
2つまたは3つのモーターによる、全輪駆動。加速性能などが向上する。

60/70/75/85/90/100
以前モデルS/Xではバッテリー容量をグレード名としていた。パフォーマンスモデルでは数字の前にPが、デュアルモーターモデルでは数字の後にDが表記され、P100Dなどとなる。

スタンダードレンジ/スランダードレンジプラス
SR/SR+ などと略される。現在新車で販売されている車では公式には使用されず、単にモデル名のみの表記となっている。

ロングレンジ(LR)
航続距離と加速性能を引き上げたモデル。モデルや年式により、プレミアムサウンドや後部座席のシートヒーター、フォグランプの有無、充電速度などにも影響し、装備がアップグレードされる。

パフォーマンス(P)
ロングレンジよりもさらに加速性能を引き上げたモデル。ホイール、ブレーキパッド、アクセルおよびブレーキペダルなどがアップグレードされ、スポイラーが付属する。電費が悪化するため、航続距離は同じ年式のロングレンジより若干短くなる。
ホイールなどの装備のアップグレードなしでパフォーマンスの加速性能のみを持つロングレンジAWDパフォーマンスも存在するが、現在は販売されていない。ステルスなどと略される。

Plaid
モーターを3つに増やしトライモーターとすることで、パフォーマンスよりもさらに加速性能を引き上げたモデル。

ホイール

大径のホイールや社外ホイールは乗り心地やデザインの変化だけでなく、電費が多少悪化し航続距離に影響する。
パフォーマンス/Plaidグレードとそれ以外のグレードではブレーキの形状が異なるため、対応するホイールも異なる。

モデルイヤー(MY)

テスラは、バッテリーやモーターからインテリアまで、頻繁にモデルのアップデートを行っている。同じモデルイヤーの同じグレードの車両比でもアップデートがされている場合もある。また、製造する工場によって仕様が異なっている。

ボディカラー

2025年6月13日現在、日本では以下のボディカラーが注文可能。

  • Stealth Grey
  • Deep Blue Metallic (Model 3)
  • Glacier Blue (Model Y)
  • Diamond Black
  • Pearl White Multi-Coat
  • Quicksilver
  • Ultra Red


日本では選択できないボディカラー

  • Midnight Cherry Red
  • Lunar Silver
  • Frost Blue Metallic
  • Marine Blue


生産を終了したボディカラー

  • Anza Brown Metallic
  • Catalina White
  • Monterey Blue Metallic
  • San Simeon Silver Metallic
  • Sequoia Green Metallic
  • Shasta Pearl White
  • Sierra Black
  • Signature Red
  • Tiburon Gray Metallic
  • Blue Metallic
  • Brown Metallic
  • Gray Metallic
  • Green Metallic
  • Solid White
  • Titanium Metallic
  • Obsidian Black Metallic
  • Silver Metallic
  • Midnight Silver Metallic
  • Red Multi-Coat
  • Solid Black

新車と中古車

新車と在庫車

メリット

  • 補助金
  • 保証期間
  • 最新の構成


デメリット

  • 高額でリセールバリューが低い
  • 補助金には処分制限期間などの条件がある
  • 新車は納期が長く、様々な要因によって納車が予定よりも遅れることもある
  • 注文後、納車前にキャンペーンが始まっても、キャンペーンの対象外とされる場合がある。キャンセルして再注文も不可
  • 日本向けの生産を終了したモデルやグレード、旧デザインの車両は購入できない
  • 最新の構成では一部機能が削減されていたり、一部デザインなどが変更されていることもある
  • 現車確認をできない(チリが合っていない等)
  • 在庫車は、距離を走っていたりデモ車両という記載があった場合、補助金が受けられない場合が多い


認定中古車

認定中古車の購入はこちら

メリット

  • 新車と比べて安価
  • 保証期間あり
  • 状態が市場中古に比べてある程度保証されている


デメリット

  • ハードウェアが古い場合、使えない機能がある
  • 保証期間が新車と比べると短い
  • 補助金が活用出来ない
  • 塗装等の修理歴がある車両である可能性がある
  • 現車確認をできない(喫煙車である可能性などがある)


市場の中古車・個人売買

オートパイロットやフル セルフドライビング ケイパビリティはオーナーではなく車両に紐付いているため、次のオーナーも利用可。別の車両への引き継ぎは不可(キャンペーンの期間中を除く)。
市場の中古車は、延長保証や一部キャンペーンの特典等は前のオーナーから引き継ぎできない。
前オーナーのカスタム内容次第では保証外となったり、サービスセンターへの入庫を拒否されるなどの場合があるため、購入前にはよく確認しておく事をお勧めします。

充電と高電圧バッテリー

ポート(差込口)

日本で販売されているテスラ車(第1世代ロードスターを除く)は、テスラが開発したNorth American Charging Standard(NACS / SAE J3400 / 旧テスラコネクター)規格を採用しており、1つのポートでAC普通充電とDC急速充電に対応する。ポートは車両の左後ろ側に設置されている。

高電圧バッテリーと充電制限

高電圧バッテリーはリチウムイオン電池で、円筒形のNCA / NCMまたは角形のLFPを採用している。Model S / X、3 / Yでは400V、Cybertruckでは800Vアーキテクチャを採用している。バッテリーの種類は、モデルとグレード、年式によって異なる。
Model S以降のモデルでは水冷方式を採用し、バッテリーマネジメントシステム(BMS)によりバッテリーを適切な温度に保つことにより、バッテリーの劣化を抑制し連続での急速充電などを可能にしている。Model Yではオクタバルブと呼ばれるヒートポンプを開発・採用し効率を改善、その後Model 3, S / Xなど他のモデルでも採用された。
NCA / NCMバッテリーのモデルは、満充電を繰り返すことでバッテリー劣化が早まるため、長距離を走行しない日常での運用や急速充電では、満充電にせず充電制限の設定をすることが推奨されている。極寒や猛暑などのより極端な気象条件で、より高い性能を発揮するとされている。一方で、日本で販売されているギガ・シャンハイ製のModel 3 / Y RWDはLFPバッテリーとなっており、これらの車両はセル・バランシングのため定期的な満充電が推奨されている。科学的に安定しているため、より劣化が少ないとされている。
詳細はそれぞれのモデルのオーナーズマニュアルを参照。

最大充電速度

最大充電速度はモデルやグレード、年式などにより異なる。2025年1月現在の新車の、NACS規格の急速充電器での最大充電速度は、Model 3 / Y ロングレンジとパフォーマンス、Model S / Xでは250kW、Model 3 / Y RWDでは170kWとなっている。
また、最大充電速度はバッテリー残量が少なく、かつオンルート・バッテリー・ウォームアップ機能によりバッテリーが温まっている場合の速度であり、バッテリー残量が増えるに従って遅くなる。アダプターを利用した場合は、アダプターにより最大充電速度が制限される。

おすすめの公共の充電器検索サイト


普通充電(基礎充電、目的地充電)

EV充電用コンセント

テスラ・モバイルコネクター を持っていれば、自宅や勤務先、施設、公共の駐車場等に設置されたEV充電用コンセントで基礎充電や目的地充電が可能。
6kWで充電した場合、8時間で48kWh充電可能。
GEN II モバイルコネクターのマニュアルはこちら
EV用でないコンセントや延長コード、社外品の充電ケーブルの使用などは、火災の原因となることがある。

テスラ・ウォールコネクター(WC)

テスラの販売する普通充電器。
購入はこちら

  • ウォールコネクター
NACS規格のみ対応。


  • J1772 ウォールコネクター
テスラやNACS規格を採用する車両に充電する場合には、SAE J1772アダプターが必要。


  • ユニバーサル・ウォールコネクター
NACSとSAE J1772の両規格に対応する。2024年7月現在テスラ・ジャパンでは販売されていないが、輸入販売を行っている業者などから購入し設置することができる。


  • デスティネーションチャージング
ウォールコネクターは、ホテルやレストラン、ショッピングセンターなど充電以外の理由でドライバーが駐車する可能性のある場所にデスティネーションチャージング としても設置されている。施設利用者のみが利用可能な充電器も多いが、これらの充電器の電気料金は通常施設の負担となっており、利用者は無料で利用できる場合が多い。設置場所はこちらを参照


SAE J1772規格の充電器

利用するにはSAE J1772アダプターが必要

急速充電

テスラ・スーパーチャージャー(SC/SuC)

テスラの急速充電ネットワーク。
こちらのページを参照。

NACS規格の公共の急速充電器

CCSおよびサードパーティーNACS DC急速充電器のサポートが有効の車両(2020年10月以降に生産された車両)で利用可能。有効でない車両はレトロフィットにより利用可能となるが、日本のテスラ・サービスセンターはレトロフィットを受け付けていない。
1つの充電ステーションに1つの充電器しか設置されていない場所では、充電器が故障していた場合に充電できない可能性があるため、注意が必要。
以下の充電サービスがNACS規格の充電器を設置している。


CHAdeMO規格の公共の急速充電器

急速充電規格であるCHAdeMOの充電設備は、高速道路のPA/SAや道の駅、自動車ディーラー、ショッピングモールなど様々な場所に設置されている。
利用するにはCHAdeMO用の専用アダプターが必要だが、テスラでは2024年7月に販売を終了し、取り扱っていない。アダプターによる充電速度は最大50kWで、30分の充電で最大125km走行可。故障した場合は修理不可。アダプターのマニュアルはこちら

一部の充電器はテスラに対応しておらず、対応していない充電器に接続した場合、車両が故障し充電ができなくなるおそれがある。CHAdeMO充電器で充電した車両に発生した不具合の報告については、#不具合とリブートを参照。
一回あたり30分までの時間制限がある充電器が多い。
複数台に同時に充電できるタイプは、同時に充電を行うと大幅に速度が落ちる場合があるため、注意が必要。また、夏の気温が高い期間や続けて充電を行う場合等に、充電速度が制限される機種もある。

充電設備により、充電カードを契約することで支払い手続きを簡単にできたり、頻繁に利用する場合は利用料金も割安となる場合もある。充電カードについての詳細は、こちらの記事を推奨
無料で充電できる充電器もある。

充電器を使う必要のある人が使えるように充電完了後は速やかにお車を移動しましょう。充電後に引き続き駐車する必要がある場合は、充電スポットとなっていない一般駐車場へお車を移動しましょう。

その他の充電規格

  • CCS1
北米や韓国などで普及。北米では多くの自動車メーカーがNACSへの切り替えを発表している。普通充電ポートはJ1772。
  • CCS2
ヨーロッパやグリーンランド、オーストラリア、南米、南アフリカ、サウジアラビアなどで普及。テスラも採用している。普通充電ポートはMennekes。
  • GB/T
中国の充電規格。テスラも採用し、普通充電と急速充電のデュアルポートとなっている。普通充電ポートはType 2と似ているが、急速充電はサポートしていない。

モーター

テスラはロードスター、モデルS/Xでは二コラ・テスラが開発した加速性能に優れる交流の誘導モーターを採用。モデル3 RWDで高速走行時に効率の良い永久磁石同期リラクタンスモーターを採用し、3 AWD デュアルモーターでは前輪を誘導モーター、後輪を永久磁石同期リラクタンスモーターと組み合わせた。モデルS/X Ravenでは モデル3とは反対に前輪のモーターに永久磁石同期リラクタンスモーターを採用。PlaidやSemiではトライモーターとなり、誘導モーターを左右それぞれに配置することにより、加速性能を引き上げている。

ADAS(先進運転支援システム)

テスラのADASである「オートパイロット」は、自動運転レベル2となっており、ハンズオフやアイズオフには対応していない。ドライバーは車の監視義務があり、使用中も常にハンドルを握っている必要がある。

車両に搭載されたハードウェアの情報は、タッチスクリーンの「コントロール」>「ソフトウェア」>「追加車両情報」から確認できる。
必要なハードウェアを搭載している車両は、納車後でもオートパイロットパッケージを購入し機能を追加することができる。

Hardware 1

Hardware 1.0は、2014年9月から2016年10月の間に製造された車に搭載。MobilEyeのプラットフォーム、前方に1つのカメラと160mのレーダー、5mまで探知できる12の超音波センサー(USS)を装備。Hardware 2.0以降のハードウェアへのアップグレードは不可。

オートパイロット(AP)

第1世代のオートパイロットには、以下の機能が含まれている。HW1では前方の単眼カメラのみが搭載されているため、同名の機能でも第2世代以降のオートパイロットの機能とは性能が異なるものとなっている。

  • トラフィックアウェア クルーズコントロール
直線の道路などで、設定されている走行速度を維持する。同じ車線上の前方に車両が検出された場合、車間距離が保たれるように減速する。ドライバーは道路の進行方向に常に注意を払い、状況に応じて自らブレーキを踏む必要がある。
  • オートステアリング
自動車専用道路など高規格の道路で、クルーズコントロールに加えてハンドル操作を自動的に行う。ドライバーは車の監視義務があり、使用中も常にハンドルを握っている必要がある。
  • オートレーンチェンジ
オートステアリング中に、ウインカー操作で車線変更を行う。
  • オートパーキング
両隣に車が駐車している場合に、超音波センサーにより自動で並列または縦列駐車を行う。
  • サモン
スマートフォン等からの操作で車を前進・後退させる。日本では法規制のため、操作するスマートフォン等が車から6メートル以内である必要がある。


Hardware 2.0以降

  • Hardware 2.0/2.5
2016年10月、以降に製造された全ての車両に完全自律運転に必要なカメラやセンサーなど全てのハードウェアを搭載し、2017年末までには完全自動運転が可能になると発表。完全自律運転により通勤する動画 を公開した。Hardware 1と比較して処理能力が40倍となったNVIDIAのプラットフォーム、前方3眼カメラなど車外に合計で8つのカメラ、ミリ波レーダー、8mまで探知できる12の超音波センサーなどを搭載。Hardware 1以前との見分け方は、サイドマーカーやBピラーのカメラの有無で確認できる。完全自律運転を購入した場合のみ、AI3に無料でレトロフィットされた。
  • AI3(FSDコンピューター)
2019年4月に発表された。テスラが開発したプロセッサーを搭載し、Hardware 2.5と比較して10倍の処理性能。フルセルフドライビングの表示プレビューやオートウインカーなどにも必要。2021年5月以降、地域やモデルによって徐々にミリ波レーダーや超音波センサー(USS)の搭載をしなくなり、日本では2022年6月以降に生産された車からレーダーを搭載しなくなった。レーダーを搭載している車両でも、ソフトウェアアップデートにより一部の機能はTesla Vision(カメラのみ)に切り替えがされている。2024年末にリリースされたFSD V13はAI4が必要で、AI3の車両は対象外となった。2025年1月、マスクCEOは質問に対し、「完全自律運転を購入した人たちのHW3(AI3)のコンピュータをアップグレードしなければならない」と回答したが、レトロフィットの計画は発表されていない。
  • AI4
2023年初頭に、HW4を搭載した車両の生産が開始された。強化されたコンピューターと、解像度と画角の向上したカメラ、モデルにより4次元レーダーなどを搭載する。フロントカメラの解像度は、AI3の1280x960から2896x1876へと向上したため、数を1つ減らし2眼カメラとなった。リアカメラは1448x938に向上している。Cybertruck、Model Y (2025)ではフロントバンパーに1つカメラが追加されている。AI3とは互換性がなく、AI3からのレトロフィットは不可。
  • AI5
開発中。TSMCと契約。
  • AI6
開発中。Samsungと契約。


センサーについての詳細などは、Wikipedia公式サイト などを参照。

ベーシック オートパイロット(AP)

  • トラフィックアウェア クルーズコントロール
直線の道路などで、設定されている走行速度を維持する。同じ車線上の前方に車両が検出された場合、車間距離が保たれるように減速する。ドライバーは道路の進行方向に常に注意を払い、状況に応じて自らブレーキを踏む必要がある。
  • オートステアリング
自動車専用道路など高規格の道路で、クルーズコントロールに加えてハンドル操作を自動的に行う。ドライバーは車の監視義務がある。


エンハンスト オートパイロット(EAP)

ベーシックオートパイロットの機能に加えて以下の機能を利用できるようになる。

  • オートレーンチェンジ
オートステアリング中にウインカー操作をすると、他の車両を認識し速度を調整、車線変更を行う。
  • ビジョン オートパーキング
指定した駐車スペースに縦列または車庫入れ駐車を自動で行う。
  • シンプル サモン
スマートフォン等からの操作で車を前進・後退させる。日本では法規制のため、操作するスマートフォン等が車から6メートル以内である必要がある。バグにより、操作を受け付けないことが多い。
  • スマート サモン
スマートフォン等からの操作で、より複雑な環境や駐車スペースをナビゲートし、障害物を避けて駐車場内にいるドライバーまたは任意の場所まで迎えに来る。公道では使用不可。日本では法規制のため、操作するスマートフォン等が車から6メートル以内である必要がある。エンハンスト スマート サモンは、AI3(FSDコンピューター)以降が必要。バグにより、操作を受け付けないことが多い。
  • ナビゲート・オン・オートパイロット
NoA/NoAPなどと略される。オートステアリング中、設定した目的地に応じて高速道路のインターチェンジやジャンクションの通過、乗り降りなどのステアリング操作を行う。車線変更を提案し、速度の遅い車の後ろにとどまらないよう調整する。常に細心の注意を払い、即座に対応できるように準備しておく必要がある。トンネルや料金所の周辺では利用不可。目的地に応じた車線変更の提案は、間違えた提案が多い。


フル セルフドライビング ケイパビリティ(FSD)

完全自律運転機能として2016年に販売を開始したが、2025年9月現在、機能は未完成でアイズオフには対応していない。一部の国でFSD(監視付き)などの名称で、自動運転レベル2の機能として利用可能。2025年11月現在、日本国内では使用不可。利用可能な国と地域は以下の通り。

  • Australia
  • Canada
  • China
  • Mexico
  • New Zealand
  • Puerto Rico
  • United States

安全性と緊急時対応

テスラ車は、アメリカ政府の新車アセスメントプログラムなど様々なテストで高いスコアを達成している。詳細な安全性テストの結果などについては、Wikipediaなどを参照。


テスラの緊急時対応方法

緊急時は警察(110番)や消防と救急(119番)に通報してください。
負傷者のいない被害事故などの場合でも、保険適用などのため警察への通報が必要です。
必要に応じてテスラ・ロードサイドアシスタンス に電話してください。
オーナーズ マニュアルや緊急時対応、レスキューマニュアルは、こちらのページ を参照してください。

電力のない状態でのドアを開け方

テスラ車のドアハンドルやドアボタンは電動式のため、衝突後に機能しなくなる可能性がある。電力のない状態では、外部からドアを開けることは不可。車内からドアを開けるには、機械式リリースハンドルを持ち上げるか、メカニカルリリースケーブルを引く。ハンドルまたはケーブルはドア周辺またはカーペットの下にある。詳細な位置などについては、各モデルの緊急時対応マニュアルを参照。Model 3 / Yの一部車両では、リアドアにメカニカルリリース装置が装備されていない。

電気自動車の安全性について

電気自動車は火災のリスクが高い?

2012年から2021年の間に起こったテスラ車両の火災は、走行距離約2.1億マイル(337,962,240km)あたり1件でした。一方、全米防火協会(NFPA)と米国運輸省のデータによると、米国で起こった車両火災は、走行1,900万マイル(30,577,536km)あたり1件でした。

電気自動車は事故や浸水で感電する?

事故を起こしても、バッテリーはすぐに車体から切り離され遮断されますので、感電することはほとんどありません。浸水時も感電リスクはほとんどありませんが、浸水後は点検を受ける必要があります。詳細はこちらの記事 などを参照してください。

ボイス・コマンド

ステアリングホイール(ハンドル)の右側のスクロールホイールを押すと、マイクがオンになりボイス・コマンドを入力できる。(スタンダード・コネクティビティまたはWi-Fi接続などが必要)

  • ナビの目的地
「〇〇まで」、「自宅 / 勤務先まで」、「スーパーチャージャーまで」など
  • マップ
「地図」、「拡大」、「縮小」、「サテライト」、「サテライトオフ」、「交通状況」など
  • エアコン
「エアコン オン / オフ」、「暑い / 寒い」、「エアコンを21度」、「風量を上げて / 下げて」、「ドライバーの風向きを上げる / 下げる」、「デフロスター オン / オフ」、「リアデフロスター オン / オフ」など
  • ミラー
「ミラーを開いて」、「ミラーを閉じて」など
  • ワイパー
「ワイパー自動」、「ワイパー速く / 遅く」、「ワイパーオフ」など
  • 音楽
「音楽を再生」、「ポーズ」など
  • フランク、グローブボックス
「フランクを開けて」、「グローブボックスを開いて」など
  • ドア
「ドアロック」、「ドアロックを解除」など
  • ドームライト
「ドームライトオン / オフ」、「ドームライト自動」など
  • その他
「リアカメラ」、「充電」、「エネルギー」、「タイヤ空気圧」、「Googleで〇〇を検索」など

空調

プレコンディショニング

モバイルアプリの操作、またはタッチスクリーンから出発予定時刻プレコンディショニングを設定しておくことで、乗車する前に車両の空調やシートヒーターなどをオンにして最適な車内温度で出発できる。必要に応じてバッテリーも暖められる。また、車両を充電しながら機能を利用することで、出発時のエネルギーを節約できるため、航続距離が最大化される。

オーバーヒート プロテクション

夏の暑さから子供やペットを保護するため、2018年に実装された機能。キャビン過熱保護とも呼ばれる。機能を「オン」や「A/Cオフ」に設定している場合、降車後15分以上経過後に一定の温度以上になった場合に作動する。バッテリー残量が20%まで低下した場合や、降車後12時間以上が経過した場合は作動しない。人やペットを車内に残して外に出る必要がある場合は、 空調の保持やドッグモード、キャンプモードを使用してください。

ドッグモード

降車後、車両の空調をオンのまま保持し、タッチスクリーンに車内の温度が大きく表示される。窓が開かないようにロックされ、セントリーモードはオフになる。

キャンプモード

降車後も車両の空調とタッチスクリーン、ミュージックの再生などをオンのまま保持する。セントリーモードはオフになる。

ミュージックとブラウザ

ミュージック

USB

グローブボックス内のUSBポートに、音楽ファイルの保存されたSSDまたはUSBドライブなどを接続することで、音楽ファイルを再生可能。グローブボックス内にUSBポートがない車両は、センターコンソール前にあるUSBポートに接続する。
対応するフォーマットは、FLAC(ロスレス)、MP3、waveなど。ディスク番号を認識しないため、複数枚組のアルバムは音楽ファイルのトラック番号を通し番号に修正することで、正しい順番で再生が可能。

Bluetooth

スマートフォンなどのデバイスを Bluetooth接続することで、通話やボイスコマンドによるメッセージの送受信、スマートフォンからの音楽再生などが可能。音質はUSB接続の方が良い。

ストリーミング

プレミアム・コネクティビティまたはWi-Fi接続で、以下のサービスを利用可能。音質はUSB接続の方が良い。電波の届きにくい場所では再生できない。

  • TuneIn(無料)
  • Spotify
  • Apple Music
  • Apple Podcasts
  • Audible
  • Amazon Music
  • YouTube Music(YouTube PremiumまたはMusic Premiumプランの契約が必要)

CaraokeやTidal等は日本国内では利用不可。

FMラジオ

ワイドFMは非対応。AMラジオはMCU1のみ対応。

ブラウザとシアター

プレミアム・コネクティビティまたはWi-Fi接続で、Chromiumの「ブラウザ」アプリを利用可能。MCU2以降が必要。

停車中、こちらのページ のリンクを利用すると、上下に白い帯なしでフルスクリーンのブラウザなどが利用できる。

タッチスクリーンの「シアター」からもYouTubeやNetflix、Disney+などの一部のストリーミングサービスをフルスクリーンで起動出来る。NetflixやDisney+は各サービスの有料プランの契約が必要。
USBドライブやスマートフォン内などの動画ファイルは再生できない。地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送には対応していない。
後部座席のタッチスクリーンは、走行中でも視聴可能。YouTubeアプリを開き、動画内などのリンクをタップすることで、ブラウザのように利用することも可能。「シアター」内にないストリーミングサービスなども利用できる。

ダッシュカムとセントリーモード

USBフラッシュドライブやSSDを接続することで、車両のカメラのうち4つまたは6つのカメラを使用して走行中および駐車中の動画を録画できる。

ダッシュカム

走行中の動画を録画する。HW2.5以上が必要。

セントリーモード

駐車中周囲を監視し、脅威の可能性を検出すると録画を開始し、アラートやアラームがオンになる。
録画を行うには、HW2.5以上が必要。
HW2.0では録画は行わず、アラートとアラームのみ。
バッテリー残量20%以下の場合や、ドッグモード、シアターモードがオンの場合は使用不可。
車両がスリープにならず、バッテリー消費が増加するため、注意が必要。
詳細については、それぞれのモデルのオーナーズマニュアルを参照。

使用できるUSBストレージ

以下の要件に適合するフラッシュドライブの使用が必要です。

  • 最小ストレージ容量64GB。できるだけ保存領域が多いフラッシュドライブを使用してください。動画は大量の保存領域を占有することがあります。
  • 4MB/s以上の持続書き込み速度。持続書き込み速度はピーク書き込み速度とは異なることに注意してください。
  • USB2.0互換。USB3.0のフラッシュ ドライブを使用する場合、USB2.0もサポートしている必要があります。

セットアップ(フォーマット)方法

公式サポート を参照してください。
コンピューターを使用してフォーマットする場合は、exFAT、FAT32(Windowsの場合)、MS-DOS FAT(Macの場合)、ext3またはext4でフォーマットし、「TeslaCam」フォルダ、および「TeslaTrackMode」フォルダ(装備されていれば)を作成してください。
容量の大きいSSDなどを接続する場合、パーティションを分割することで、音楽ファイルを保存・車内で再生できます。Windowsでパーティションを分割するには、MiniTool Partition Wizardなどサードパーティのソフトウェアが必要です。

不具合とリブート

CHAdeMO充電の不具合

Power X社の充電器

Power X社の充電器を利用した車両に不具合が発生したとの報告が複数されている。テスラは、Power X社の充電器での充電を控えることを推奨している。Power X社の充電器で充電をしたことによる故障は、保証対象外となる。

システム上限電圧が450Vの急速充電設備

2023年以降に製造されたModel SおよびXは、上限電圧が450Vの急速充電設備では、車両ハイボルテージバッテリーの電圧よりも設備の上限電圧が低いため、充電を開始することができない。

タッチスクリーンのブラックアウト

ブラックアウトは、タッチスクリーンに何も表示されなくなる不具合で、通常は操作しなくてもリブートされる。リブート中もオートパイロットを含む走行は可能で、方向指示器などを操作しても音がならなくなり車内からは確認が出来なくなるが、実際には点滅している。

ファントムブレーキと制限速度

ファントムブレーキとは、オートパイロットで走行中、前方に障害物がない道路でブレーキがかかる現象。また、トンネル内などでのGPSのズレやナビデータが正確でなかったりする場合などに、オートパイロットの速度設定が制限される場合がある。

リブート

音楽が再生されない、タッチスクリーンがフリーズした、オートパイロットが使用できない、などソフトウェアに何らかの不具合が起こった際は、再起動などを行うことで症状が改善することがある。

タッチスクリーンの再起動

タッチスクリーンの再起動を行うには、ステアリングホイール(ハンドル)の左右にある、両方のスクロールボタンを、タッチスクリーンが暗くなるまで押し続けます。

パワーサイクリング

タッチスクリーンの再起動で症状が改善しない場合は、電源の入れ直しを試すことができます。車がパーキングにシフトしている必要があります。
コントロール(メニュー画面)を開き、「安全」>「電源オフ」をタップし、ノイズが聞こえなくなった後5分以上待ちます。ドアを開けたり、ブレーキやタッチスクリーンに触らないでください。
5分以上経過したら、ブレーキを踏むか、ドアを開けます。

言語設定の変更によるリセット

ディスプレイの言語を一度英語に設定し、再度日本語に設定しなおすことで、症状が改善する場合があります。
言語の設定は、コントロール(メニュー画面)を開き「ディスプレイ」から変更できます。

リコール

リコール関連情報 - テスラ公式

コネクティビティ

セルラー

コネクティビティのサブスクリプションを契約することで、LTEや3G接続を利用できる。日本ではNTTドコモの回線を利用している。

スタンダード・コネクティビティ

車両の使用が開始された日から8年間無料で利用できる。ナビゲーションやボイスコマンドなどの利用に必要。2022年7月19日以前に注文された車両では無料で利用可。

プレミアム・コネクティビティ

以下のサービスを利用するには、プレミアム・コネクティビティの契約が必要。2019年8月30日以降に注文された車では、車両のディスプレイまたはアプリから登録可能。2019年8月29日以前に注文されたModel S / X と Model 3 ロングレンジ/パフォーマンスでは無料で利用可。

  • 交通状況の表示
  • サテライトビュー(航空写真)
  • 天気予報と大気質
  • 目的地の降水状況マップと天気
  • モバイルアプリ ダッシュカム ビューア
  • ミュージックのストリーミング(スタンダード・コネクティビティでもWi-Fi経由では利用可能)
  • ブラウザとシアター(スタンダード・コネクティビティでもWi-Fi経由では利用可能)

有料のストリーミングサービスを利用するには、各サービスのサブスクリプションが必要。

詳細については、公式サポート を参照。

Wi-Fi

Wi-Fiアンテナは右側のドアミラー内にあるが、スマートフォンなどよりも感度が悪いためWi-Fiのアクセスポイントなどをある程度車の近くに配置する必要がある。

  • 2.4GHzのバンド1から11までに対応。2018年2月以降に生産された車は5.6GHz(W56)にも対応。
  • WPA / WPA2に対応。
  • VPNによる接続の許可が必要(ポート1194)。
  • UDPタイムアウトを60秒に設定。


アプリ

iOSまたはAndroid用アプリを使い、ロックの開閉や空調の調整、充電の設定、車両のロケーションの確認、サービスの予約などができる。また、Google Mapsアプリなどから場所を車両に共有することで、ナビゲーションの目的地に設定することなどができる。詳細は Tesla アプリ サポート やオーナーズマニュアルを参照。

ソフトウェア・アップデート

OTAによるソフトウェアおよびナビデータのアップデートには、通常Wi-Fi接続が必要。オートパイロットやセキュリティ、その他の機能の改善や強化、修正、追加、ナビデータの更新などが含まれる。過去のリリースノートの詳細などについてはTesla アプリや not a tesla app などを参照。一部機能は日本では実装されていない。アップデートは無料。アップデートは一見正常に完了したように見えても、部分的に失敗していることがある。アップデート後に不具合がある場合は、サービスに連絡してソフトウェアの再インストールをすることができる。

MCU

メディア・コントロール・ユニットは、タッチスクリーン、プロセッサ、メモリ、オーディオ サブシステム、アンプ、Wi-Fi、セルラー、Bluetooth、GPS、イーサネットなどを制御するコンピューター。
オートパイロットのコンピューターとは別のコンピューターであるため、MCUの再起動中もオートパイロットを含む走行機能は利用可能。
車両に搭載されたMCUの情報は、タッチスクリーンの「コントロール」>「ソフトウェア」>「追加車両情報」から確認できる。

NVIDIA Tegra 3 (MCU1)

2018年3月以前に製造されたモデルS/Xに搭載。
クアッドコアのTegra 3と、メータークラスターには描画エンジンとしてデュアルコアのTegra 2が採用され、計2つのTegraを搭載している。
レトロフィットにより、MCU2へアップグレード可能。詳細はこちらを参照

Intel Atom E8000 (MCU2)

64GB eMMCを備え応答性が改善、テスラシアターやアーケードゲーム、Chromiumブラウザなどが利用可能となる。

AMD Ryzen (MCU3)

2021年6月1日にオンラインで開催されたAMDのイベントで、モデルS/XにAMDのCPU(AMD Ryzen Embedded APU)とGPU(RDNA 2アーキテクチャ)が採用されたことが発表された。最大10TFLOPSの処理能力となり、より高速で向上した応答性などを持つ。
その後、Ryzenは他のモデルでも採用され、日本では2022年以降に納車された新車に搭載している。
ハイフィデリティ・パークアシストなどが利用可能となる。一部の機能は一部のモデルの一部の期間に生産された車両のみが対応している。
MCU2よりも消費電力が多くなり、航続距離がモデル3の場合で約3.5%減少した。MCU1/2からのアップグレードは不可。

Teslaストア

テスラの初ストアは、2008年にロサンゼルスにオープンした。
2009年6月にヨーロッパ初となるストアをロンドンに、2010年10月に南青山にアジア初となるストアをオープンした。南青山ストアは、2022年3月に新宿に移転した。

点検とメンテナンス

自分で点検・メンテナンスを実施する

テスラは、自身で車両の点検やメンテナンスを行う際の手順についてのガイドを公開している。DIYガイドはこちら

サービスセンター(SC/SeC)

スマートフォンアプリより予約が可能。

宮城 - テスラセンター仙台
宮城県仙台市宮城野区扇町2-2-13

埼玉 - 大宮(完全予約制)
埼玉県さいたま市中央区円阿弥5-8-40

千葉 - テスラセンター千葉稲毛
千葉県千葉市稲毛区長沼町307-1

東京 - テスラセンター板橋
東京都板橋区小豆沢3-12-17

東京 - 東雲
東京都江東区東雲2-7-20
A PIT AUTOBACS SHINONOME

神奈川 - 横浜戸塚
神奈川県横浜市戸塚区上矢部町995-1

神奈川 - 東名川崎
神奈川県川崎市宮前区土橋6-10-1

愛知 - 名古屋南
愛知県名古屋市南区星崎1-41

愛知 - 稲沢
愛知県稲沢市桜木1-10-22

京都 - 京都四条
京都府京都市右京区西院安塚町1
A PITオートバックス京都四条

大阪 - 豊中
大阪府豊中市上津島1-1-20

大阪 - 貝塚(完全予約制)
大阪府貝塚市小瀬391-1

大阪 - テスラセンター堺
大阪府堺市北区中百舌鳥町2-323-1

広島 - 広島己斐(完全予約制)
広島県広島市西区己斐本町1-15-4

福岡 - 春日(完全予約制)
福岡県春日市桜ヶ丘8-87

サービスセンターやTesla認定ボディショップでは、必要に応じて車両への充電などが行われる場合がある。
特定整備作業協力板金工場や、車検整備協力板金工場などについては、こちらを参照
対応する地域では、サービスセンターへの入庫が不要な整備は別途出張料金を支払うことで、モバイルサービスにより車庫や勤務先などの指定した場所での整備も可能。

緊急サービス

緊急時には、24時間365日対応の ロードサイドアシスタンス に連絡できる。

Tesla認定ボディショップ

こちらを参照

InsureMyTesla

テスラ専用に用意された自動車保険。日本でも提供されている。詳細はこちらを参照

Tesla Insurance

テスラは2019年8月、カリフォルニア州でテスラ車向けの保険の提供の開始を発表した。ドライバーの運転行動を採点した「安全性スコア」を車両から取得し、毎月の保険料に反映する。事故歴や年齢などは考慮されない。2023年7月現在も一部の地域でのみ提供されており、日本国内では提供していない。

アフターパーツ

Tesla オフィシャルショップ

テスラ用アクセサリーや一部のスペア部品などは、テスラオフィシャルのオンラインショップで購入できる。

国内

TBR
大阪のTesla認定ボディショップであるビーライトにより設立されたTBRでは、多くのテスラ用のオリジナル製品を販売している。

DUCATISM
テスラオーナーが経営するDUCATISMでは、アメリカのテスラショップで販売されている商品などを輸入し販売している。

その他、amazon.co.jpなど

海外

海外のサイトから製品を購入する場合、カーペットなどは左ハンドル車専用の製品が多い。また、フォグランプやテイルランプなど車検に不合格となる製品なども販売されているため、注意が必要。

アメリカ

Abstract Ocean

RPM’s TESLA Accessories

Jeda Products

Rimetrix

その他、amazon.comなど

中国

TAPTES

Ali Express
ECサイト。様々なアフターパーツなどを安価で入手できるが、問題のある製品なども販売されているため注意が必要。また、配送には時間がかかる。

アフターパーツによるよくあるトラブル

  • オートフランク

故障した場合にフランクを開けなくなることがある。また、12Vバッテリーなどがテスラ保証対象外となる。

  • エアコンフィルター

純正品以外のエアコンフィルターなどは、エアコンが効きにくくなったり故障の原因となる場合がある。

  • シートカバー

カビが発生することがある。

  • カーテシランプ

接続不良の場合に、ドア開閉時に窓ガラスが下がらなくなり、ドアの開閉が不可能となる。そのままドアを閉めようとすると、窓ガラスやモールが破損する。

  • ホイールとルーフボックス

ホイールの変更やルーフボックスの装着は空力性能に影響するため、電費と航続距離に影響する。大幅に航続距離が短くなる場合もあるため、注意が必要。

  • OBDポート

OBDポートに社外品を接続し不具合が発生した場合、タッチスクロールがブラックアウトしたり走行できなくなる場合がある。

Energy

PowerWall

家庭用蓄電池。
こちらのページを参照。

Megapack / Powerpack

商業・産業用または電力系統用のオールインワンの大型蓄電システム。
システムには、バッテリモジュール、双方向インバータ、温度管理システム、および制御機構が含まれ、ソフトウェアにより市場およびサイト固有の条件を自動的に分析する。
電力需要と再生可能エネルギーの出力の変動、夜間や悪天候、停電時などの用途に対応し、化石燃料を再生可能エネルギーに置き換える。
日本でも、近畿日本鉄道 など様々な企業が導入している。
Megapackは各ユニットで2.6MWhのエネルギーを蓄電し、1時間あたり平均3,600世帯に電力を供給可能。2022年にはLFPバッテリーを採用し、各ユニットの蓄電容量は3.9MWhとなった。Powerpackよりもエネルギー密度が約60%高い。

Solar Roof

2016年10月に発表された、家庭用の屋根と一体型の太陽光発電システム。
建物の景観を損ねず、標準的な屋根タイルの3倍以上の耐久性を持つ。
改良を繰り返し徐々に生産されているが、量産と国外への販売計画は遅れている。2023年3月に西インド諸島のネビス島へ設置され、初めての国外での設置となった。

Solar Panels

既存の屋根用の薄型ソーラーパネル。
目に見えるグリッドをなくしエッジを隠すことで、景観に配慮している。

Semi

2017年11月に発表されたクラス8のセミトラック。
2020年に生産を開始する予定だったが計画は度々延期され、2022年10月よりギガ・ネバダ近くの施設で少数生産を開始した。2022年12月1日にはネバダでデリバリーイベントを開催、ペプシコとフリトレーが最初の顧客となった。
航続距離は37トン積載(最大積載)した状態で483kmと804kmの2グレードが計画されている。
804kmグレードでは約900kWhのバッテリーを搭載し、1マイル(1.609km)あたり1.7kWhの効率、V4スーパーチャージャーにより30分で70%充電可能とされている。
モーターは、高速道路ドライブユニットと2つのアクセラレーションドライブユニットを搭載し、最大積載時の0 - 96.5km/h加速は20秒。
インテリアは中央に運転席を配置し、ステアリングホイール(ハンドル)の両側に横型のディスプレイが配置される。

Robot

Tesla Bot (Optimus)

2021年8月に開催された「Tesla AI Day」で開発が発表されたロボット。
FSDコンピューターなど、テスラ車の技術やセンサーを使用。身長約173cm、体重約57kgで、最大約20kgの物を運び、人間並みの手作業が可能。
早ければ2025年に生産を開始する予定。

Robotaxi (Cybercab)

2024年10月に開催された「We, Robot」でRobovanと共に発表された。ハッチバックを持つ小型で2人乗りの車両。ハンドルやブレーキのない自律運転車。Cybertruckに似た外観をしている。

Robovan

14人から20人程度が乗車可能。ハンドルやブレーキのない自律運転車。

工場

日本で販売されている車両は、Model S / X、および2020年以前に販売されたModel 3はTesla Fremont Factory(アメリカ)製、2021年以降に販売されたModel 3とModel YはGiga Shanghai(中国)製となっている(一部例外あり)。

車両の製造された工場は、車両識別番号(VIN)の11桁目から調べることができる。

  • F = Tesla Fremont Factory
  • C = Giga Shanghai
  • B = Giga Berlin
  • A = Giga Texas
  • N = Giga Nevada


Tesla Fremont Factory

カリフォルニア州フリーモントの自動車工場。
この工場は、1960年にGMフリーモントとして完成し、1984年から2010年3月まではトヨタとGMの合弁会社であるNUMMIの工場となった。
テスラは当初ニューメキシコ州アルバカーキに14,500平方メートルの生産施設を建設することを計画していたが断念。
テスラとトヨタは、テスラが電気自動車とそのコンポーネントの製造と開発を支援するパートナーシップを結び、契約の一環としてテスラが4200万ドルで工場の大部分を購入した。
2010年10月に正式に工場を開設し、2012年6月にテスラフリーモント工場で開催された特別イベントで最初のモデルSを納車した。
511,000平方メートルに拡張し、モデルS、X、3、Y を製造している。年間生産台数は65万台。

Giga Nevada

ギガファクトリー1とも呼ばれる、ネバダ州ストーリー郡のバッテリー生産拠点。
パナソニックとの協力により、工場の建設は2014年後半に開始され、段階的にオープン。
年間105GWhのバッテリーセル、150GWhのバッテリーパックの生産を予定していたが、2016年以降は拡張計画が凍結されており約30%しか完成していない。
パナソニックは2021年に100億円以上の投資によりラインを追加、生産能力が強化され、年間生産能力は14ラインで39GWhとなった。
ドライブユニットも製造している。

Giga New York

ギガファクトリー2とも呼ばれる、ニューヨーク州バッファローの工場。
2014年9月にSolarCityによって建設が開始されたが、SolarCityは2016年にテスラに買収された。
2017年8月に完全に稼働し、ソーラーパネルのほか、一部のエネルギーストレージ製品、スーパーチャージャーなども製造している。

Giga Shanghai

ギガファクトリー3とも呼ばれる、中国・上海の自動車工場。
2019年1月に着工し、同年12月には納車を開始した。
モデル3、Yを製造し、年間生産台数は75万台。
上海では2021年にスーパーチャージャー・ファクトリーも稼働を開始。

Giga Berlin

ドイツ・ブランデンブルクの工場。
2020年初頭に着工。2022年に稼働を開始。
モデルYを製造する。

Giga Texas

テキサス州オースティンの工場。テスラ本社の敷地ともなっている。
2020年7月に着工。2022年に稼働を開始。
モデルY、サイバートラック、4680バッテリーを製造する。

Gigafactory Mexico

2023年3月のInvestor Dayにて、メキシコ・ヌエボ・レオン州に建設予定と発表されたが、その後計画は進んでいない。

Tesla Kato Road

カリフォルニア州フリーモントの工場。
4680バッテリーセルを生産。

Megafactory

カリフォルニア州サンホアキン郡ラスロップの工場。
2022年にオープンし、LFPバッテリーによるMegapackを製造。

Megafactory Shanghai

中国・上海に建設予定の工場。

その他の工場など、詳細はものづくり - Tesla や、Wikipedia などを参照。

関連する主な企業

SolarCity

カリフォルニア州フリーモントに本社を置き、太陽光発電サービスや関連商品の販売・設置を行っていた企業。2006年7月にPeter Rive氏とLyndon Rive氏によって設立された。ソーラーパネルのリース販売に重点を置き、米国で最大の住宅用太陽光発電設置業者となっていたが、2016年にテスラに買収された。テスラはこの買収による事業拡大のため、2017年2月に社名をTesla MotorsからTeslaへと変更した。

Lucid Motors

カリフォルニア州の電気自動車会社。Chief Vehicle EngineerとしてModel Sの開発を手がけたPeter Rawlinson氏が、CEO兼CTOを務める。

Redwood Materials

ネバダ州の会社。リチウムイオン電池をリサイクルし、電池材料を生産する。J. B. Straubel氏が設立し、CEOを務める。

バッテリー サプライヤー

Panasonic

  • 18650 NCA
日本で製造。第1世代ロードスター、モデルSおよびX
  • 2170 NCA
主にギガ・ネバダで製造。主にテスラ・ファクトリー製モデル3およびモデルY、ギガ・ベルリン製モデルY

LG Chem's LG Energy Solution

  • 2170 NCM
主にギガ・シャンハイ製モデル3およびモデルY、ギガ・ベルリン製モデルY

CATL

  • LFP
RWD(ロングレンジを除く)のモデル3およびモデルY

BYD

  • LFP

EVE Energy

  • LFP

リンク


Tesla 公式


Tesla Owners Club


News Sources


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